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朝の晩酌を求めて~番外篇・バスタ新宿~wharf



以前シリーズでお届けした「朝の晩酌シリーズ(この記事の下にリンク一覧があります)」。徹夜で仕事をし、朝、自分へのご褒美に一杯飲んで帰宅。

本当に晩酌が朝できるのか?

それが24時間眠らない不夜城、東京。できるのです。

一番手軽なのはチェーンの外食店。吉野家、やよい軒などなど。そして、24時間営業の居酒屋。ただ、本来は忙しいサラリーマンや学生さんが朝食をかっ込むために利用しているお店。そんな中一人、カウンターでビールを飲みながらというは、味気ないものです。

ところが、この4月から、思わぬ場所でおしゃれな朝の晩酌が…。

それが、「バスタ新宿」に併設の「ニュウマン(NEWoMan)」です。NewとWomanをかけた造語とか。

新宿南口に4月4日にオープンしたばかりの高速バスターミナル。そこにその大規模な商業用施設ができたのですが、2F部分がフード・ホールになっており、朝7時から翌朝4時まで営業のレストラン群が6店舗。そのフード・ホールは4月15日にオープン。

そして、そのうち1軒、シンガポール発、日本初上陸のオイスターバー「wharf(ワーフ)」では、朝7時からビールやワインが提供されているというのです!


というわけで、とある徹夜仕事明けでやってきました新宿南口。

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交差点の前で、真新しいビルを見上げてため息が出ます。

すごい…。前は広大な新宿駅の線路群の上を橋がかかっているだけだったのに、いつの間にこんな巨大なビルが…。

感慨そこそこに、KAY1がお腹すいたぁ…と叫び、現実に戻ります。時刻は午前7時55分。

南口改札前の横断歩道を渡り、サザンテラス横を右に見ながら進むとすぐにフードコートが見えてきます。そして、短い階段を下りると…。

うわぁ…広ぉい!

天井の高い空間が広がりますがその巨大な空間にお店が入っています。いずれも木を多用した心落ち着くインテリア。そして、通路は広々。なんと贅沢な空間の使い方でしょうか。

そんな空間ですが、入口入ってすぐに右側がそのwharfです。

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右側から奥にテーブル席があります。


にこやかなおねぇさんが「どうぞご利用下さい!」と声をかけてくれます。朝8時前だというのに、すでにお客さんは3組。

入口の横にビール好きなら思わず立ち止まってしまうポスターが。「タイガー生」

そう、シンガポールといえば「タイガー」ビール。これ、さっぱりしてて美味しいんです。KAYSの二人は若い頃から大好きなビールですが、いままで瓶でしか飲んだことがありません。「生飲めるの?」「はい、お出ししております!」とお姉さん。

ということで、3分後には目の前に背の高いグラスに注がれたビールが。

さらにドリンクのメニューにはグラスでスパークリングや白、赤のワインも何種類か選べます。朝から本当にスパークリング・ワインが飲めるの?と、完全に興奮状態です。もちろん、スパークリング大好きのKAY1はスペインのカヴァ「カステルロック」を。

ただ、このお店、この時間は食べ物については4種類の朝食メニューのみです。そう、つまみ類はもっと後の時間にならないと出てこないのです。

それでも、KAY1の大好きなフォーとチャウダーがあったので、それをつまみにビールとワインを飲みます。

それにしても…、

いままでKAYSのこのブログで取り上げた朝の晩酌シリーズが7軒、また、シリーズではありませんが、同趣向のお店を数軒とりあげています。しかし、いずれも、飲むにしてはちょっともの哀しさを感じさせるお店でした(そこが良いという面もあるのですが)。

このお店はそんなこととは無縁。とにかく、おしゃれ~~~に朝の晩酌を楽しめるのです。

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オイスターチャウダーにはバゲットも。


ああ、時代は着実に変化していますねぇ…。

外を歩く若者達もオシャレ。テーブルに置かれたワイングラスを通して、そんな道行く人たちを眺めます。

フォーもまた美味しい!このお店は全国各地から集めた牡蛎がご自慢。麺の上に乗っている兵庫県赤穂産の牡蛎と別皿に載せられたやわらかい鶏肉をつまみにスパークリングが美味しいこと!

さらにオイスターチャウダーは牡蛎はもちろん、中にジャガイモや人参などの具が一杯。さらにバゲットとサラダもついてきて、これはりっぱなワインのおつまみになります!

というわけで、徹夜明けの晩酌とは思えない、ゴージャス&ファッショナブルな雰囲気でビールとワインを飲み干してお店を出ました。

ん?上品すぎて、まだお腹が空いている?

そうだよね。やっぱり居酒屋行こうか…、ということで、午前8時40分にはすぐそばにある「磯丸水産新宿南口店」のうらぶれた&けだるい雰囲気の中で魚を焼く煙にまみれながら、ホッピーを飲んで塩辛を食べていたKAYSの二人でした。やっぱり最後はこうなるじゃん。(笑)


OysterBar wharf(オイスターバー ワーフ)
  ランク:A+
  電話:03-3351-7788
  住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 ニュウマン新宿店 2F
  時間:07:00~11:00(Morning)
     11:00~15:00(Lunch)
     15:00~04:00(Dinner)
  定休:
  値段:1000円位~
  場所:JR新宿駅直結
  地図はこちら
  メニュー例:兵庫県赤穂の海でとれた牡蛎と鶏肉のフォー 680円 
  クレジットカード:可
  HP:http://www.opefac.com/wharf/index.html
  その他:完全禁煙


KAYSで過去取り上げた「朝の晩酌」記事(タイトルをクリックすれば読めます)
ついにここまで安く~早朝の一軒め酒場(渋谷)
松呑み、密かに始まる!(松屋~店舗限定)
朝の晩酌を求めて~7 やよい軒・渋谷東口店
朝の晩酌を求めて~6 嵯峨谷・渋谷店
朝の晩酌を求めて~5 日高屋・下北沢南口店
朝の晩酌を求めて~4 特別版 すしざんまい
朝の晩酌を求めて~3 吉野家
朝の晩酌を求めて~2 松乃家(千歳烏山
朝の晩酌を求めて~1 幸楽苑・道玄坂店
朝から中華で飲むぞ!渋谷「兆楽・道玄坂店」


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オジサマ達のいるお店は外さない HO 100% drunker



その日、KAYSは二人ともそれぞれ仕事で都心にいました。そして夜、帰宅する直前にメールで「夕食何にする?」とやりとり。

洋食のお肉が食べたい…というのがKAY2(夫)の希望。いつものように仙川まで戻って、通い慣れたお店に行くのもいいのですが、週末ということもあり、ちょっと冒険をしたくなります。かといって、新宿や渋谷で飲むと帰りが…。1週間の疲れが溜まっていると、おそらく電車の中、爆睡モードで仙川で降りるのも難しくなりそう…と想像。

そこで、千歳烏山まで帰り、そこで途中下車して初めてのお店に入ってみよう!ということに。

KAY1(妻)が先に到着し、「め~る街」周辺を歩きます。

すぐに気になったお店がありました。

雰囲気よさげなイタリアン。外の黒板を見てみると、前菜からパスタ、肉料理まで、幅広いメニューが紹介されています。そして、ワインの種類もイタリアのものがほとんどですが、豊富。

店内禁煙のマークも。

これは良いかも!

そして店内をガラス窓越しに覗くと…。

ネクタイ&背広姿の中年男性グループが二組。そして、もう一組は会社帰りと思える女性混在のオジサマ集団。

これが決定打です。「背広のオジサマ集団のいる洋食レストランは外さない」。

ということで、KAY2に電話。ちょうど千歳烏山駅に着いたばかりですぐに合流。お店を見るとKAY2も気に入りました。

扉を開けてお店の中に入ってみると…。

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この「肉の前菜盛」、最高!
特にイベリコ豚のハムの美味しいこと!


木が主体ながら都会的なクールさを持つ店内のインテリア、居心地良くまとめられています。ふーん、これはいいなぁ…。テーブルは満席なので、カウンターに案内されます。腰を下ろして、店のお客さんをあらためて眺めてみると…。

みなさん、常連さんとおぼしき雰囲気。そしてどのテーブルも必ずボトルワインが。メニューを見るとボトルワインは3000円台が多いんです。

なるほど、仕事帰りにみんなで一杯飲みながら食事する…、そう、居酒屋の雰囲気なのです。それがちょっとオシャレにイタリアンで!

いいなぁ…。これは「当たり」かも。「背広のオジサマ集団のいる洋食レストランは外さない」と常日頃言明するKAY1、それを証明するお店かも。

お店を切り盛りするのは男性のシェフと女性のホール担当のお二人です。40代くらいのご夫婦かな…と思うような雰囲気ですが、詳細は不明です。

大きな荷物を抱えていたのですが、調理中のシェフ、それに気付いたようで、「あ、その辺の椅子、どんどん使っちゃてください」と笑顔で声をかけてくれます。なかなかフレンドリー。

そして、メニューを見ると…、うわぁ、お肉料理はみんな好きなものばかり!そして、その日のオススメメニューをいただいて、そちらを見ても、そそられる料理が並びます。

迷ったあげく、

・肉の前菜盛り 1280円
・タコ&じゃがいものジェノベーゼ(温サラダ) 780円
・牛ロース肉のステーキ ポルチーニソース 1780円

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以上にしました。そしてワインはグラスベースで…。ハウスワインもあるのですが、そちらはチリワイン。せっかくなのだからイタリアのワインにしたいよね!ということで、黒板に書いてある3種のグラスを頼むことにしました。

ちなみにボトルワインはイタリア中心ですが、日本のワインも結構置いてあります。次回は「嘉」あたりを頼んでみてもいいな…。値段もほぼ酒屋価格の2倍ということで、標準的です。

お店にはクラフトビールも置いてあるということで、KAY2は最初にイタリア「Birra Flea」の「Bianca」を。KAY1はスプマンテ、「サンテロ」をもらいます。その後、ワインは白→ロゼ→赤と進み、最後にまたスプマンテにもどってくるというサイクルに。

さて、料理ですが、まず肉の前菜盛りに感動。目の前で生ハムを切り出してくださり、それに加え、サラミ、パテ、ムース、リエット。リエットをつけるのは自家製のバゲットとフォカッチャ。これ、どれもみな美味しいんです!イタリアのホワイトエールが実に良く合う!

さらにジェノベーゼの香りたっぷりの温サラダは白ワインに合うこと合うこと!

そして牛ロース肉のステーキ、こちらも良い焼き具合です。しかもカウンターだったので、調理の様子を見ていましたが、シェフ、余熱を上手に使いながら、じっくりと焼いていきます。やわらかい焼き具合のお肉に、濃厚なポルチーニのソースが寄り添う。もう、これは「ワインをぐれ~~~~~!!!」と叫びだしてしまい、思わず赤ワインはおかわり!

ということで料理、「大」「大」満足。

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そして、他にも大満足なことが。

一つはお店をしきるお二人の雰囲気。やり取りがなかなか楽しいんです。男性のシェフは非常にサービス精神の旺盛の方のようで、しっかりと調理をしていても、我々がカウンターで「うーん、あのビール気になるなぁ…」なんてつぶやくと、即座に「あ、あれはこれこれこういうビールで美味しいですよ!」とすぐに解説が。ワインの追加を頼もうかなぁ…でも、ホール担当の方、忙しそうだなぁと思案していると、その我々の表情を読んで、「オーダー追加されます?」と即座に声が…。それが、仕事という雰囲気じゃなく、まるで仲の良い友だちが家にやってきて、「飯でも作るけど食べる?」なぁんて感じで、フレンドリー&アットホームな雰囲気なんですよ。うー、シェフ、料理だけでなくこの醸し出す雰囲気がいいなぁ。

一方、ホール担当の女性。こちらは、真剣にサービス提供に努めています。シェフが我々とついついおしゃべりしていると「次のお肉、ちゃんと用意してる?」としっかりと声をかけ、注意を促すことを忘れません。メニューの説明の時にも感じましたが、お客さんがどんな食事やワインで時を過ごしたいのか、その辺りをしっかりと見きわめつつ、料理の説明をしてくださいます。素晴らしい!

この二人のバランスこそ、開店して10年、このお店が人気を保っている秘訣かもしれません。

ホール担当の彼女に「サンテロ、瓶がオシャレになったんですねえ」なんて話しかけると「そうなんですよ、ずいぶん変わりましたよね」と話していると調理しながらシェフ、「きっとサンテロ、ずいぶん儲かってるんですよ!」なんて、笑顔でつぶやきなら、ごく自然に会話に加わってきます。4人分のサルティンボッカと格闘中なのに…、いいなぁ。シェフ。

ところで、次々にやってくるお客さん、皆さん必ずそのサルティンボッカを注文していました。もしかしてお店の名物メニュー?次回はぜひ我々も。

ざっくばらん、カジュアルでとても居心地の良いイタリアン。い~ぃお店です!

お店を出て駅への道すがら、次はいつ行こうかなぁ…と早速計画を立てるKAYSでした。


HO 100% drunker
(ホー・100パーセント・ドランカー)

  ランク:A+
  電話:03-5384-5388
  住所:世田谷区南烏山6-29-2
  時間:18:00~24:00
  定休:火曜日
  値段:5000円位~
  場所:京王線千歳烏山駅から徒歩5分
  地図はこちら
  メニュー例:ペンネ ゴルゴンゾーラ 1、160円 
  クレジットカード:
  HP:
  その他:完全禁煙


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えっ?金目鯛バーガー!?(東華軒製~箱根湯本駅)

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お店の入口、右側に注目!


その日は3週間ぶりの電車書斎(こちらが前回の電車書斎の記事)。今回は新宿から箱根湯本の往復です。

前回同様、箱根湯本で温泉につかり、再び読書三昧ということでロマンスカーに乗るために駅に戻ります。

KAY1へのお土産に弁当を買おうと改札横の売店「箱根の市」に向かいます。そしてその入口であるものを発見してしまいます。

それが、タイトルの「金目鯛バーガー」。

なに?金目鯛のハンバーガー???

金目鯛、ご存じのように伊豆の高級魚。煮付けによし、焼き魚によし、そして刺身も良しというお魚です。島根出身のKAY2にとっては故郷の「のどぐろ」のような存在でしょうか。

しか~~~し、その高級魚をハンバーガーにしてしまう?その発想に驚きます。

どうなってるんだろ?

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頭にシールが貼られただけのシンプルなパッケージです。


かなり大ぶりのバーガーがプラスチックの透明ケースに入っています。じっくりと眺めてみると、どうやら、パティは金目鯛がカツのようになっているのです。そして、その後ろにある説明書きの写真を見ると、ちょうどフィレオフィッシュバーガーのような感じ。

製造は弁当の老舗、小田原の「東華軒」です。「鯛めし」や「デラックスこゆるぎ弁当」でお馴染み。しかし公式ホームページをみても記載がありません。本当に発売間もなくのようですね!

他にどこで買えるんだろう?ネットで調べてみると、「ザ・ガーデン自由が丘」の目黒店でも手に入るようです。バイヤー絶賛と書かれていました。

お店のおばちゃんに尋ねてみても「出たばっかりなんですよぉ!」と笑顔で答えてくれます。

今は昼ですが、23時までが賞味期限。うん、大丈夫

これでお土産は決まり!

ということで、購入。税込み600円なり。この値段は…お持ち帰りハンバーガーにしては勝負!ですねぇ。

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見かけは普通のカツバーガー


さて、家に帰って、KAY1に見せると、まず大きさにびっくりしています。そう、サイズは意外と大きく見えます。

さて、容器から出してみます。せっかくですから温めましょう!容器はレンジ対応ではありません。

皿に載せて、レンジで少しだけ温めて、そして、テーブルへ。最初に中がどうなっているか確かめます。包丁で真ん中を切ってみると…。

ほぉ。なぁるほど、真ん中はメンチカツのようになっていますが、断面を見ると、中身はそぼろになったような金目鯛が入っています。製造元の東華軒さんは鯛のおぼろ(そぼろのさらに細かいもの)の「鯛めし」弁当が有名。その技術を活かしているのでしょうね。

パティの中身にはこだわりが感じられますが、後はレタスとタルタル、バンズだけ…と、全体を見ると直球勝負です。

600円という高級バーガーといえども、やはり、バーガー。ナイフとフォークでいただくのではなく、「かぶりついて」みると…。

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温めたおかげで、良い香りが立ちます!


ほぉ!面白い。口の中はまるで蟹に似た、独特の白身魚の香りが…。チェーンのフィッシュバーガーにありがちな「タルタル感満載!」という感じでなく、魚本来のうまみが出ています。

うん、悪くないですねぇ。よく思いつきました!

そのままの白身でも良かったのでしょうが、こうしてメンチ状にすることにより、フィッシュバーガー的舌触りでなく、クリームコロッケ的な舌触りにもなっています。

なるほど。これは他にないユニークな逸品。

というわけで、口コミで絶対に話題になるんじゃないかな。商品企画をした人はナカナカですねぇ!実際に美味しいし。

でも…金目鯛好きのKAYSは思います。やっぱり、金目は煮魚で食べたい!!


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10年ぶりに訪れた居酒屋を堪能~酒一番(博多)


見かけは決してデートで行くようなオシャレな店ではありません(笑)。


前回に続き、博多でのお話。

今回の旅行での最大の楽しみは10年ほど前に行って感動した居酒屋「酒一番」の再訪。

その思いのほどは、宿泊先を選ぶ際、わざわざその居酒屋への徒歩圏内、カナルシティのハイアットを選んじゃったことで推して知るべし。え?ビジネスホテルでもっとリーズナブルなホテルがある?もちろん知っています。でも、KAY1母の喜寿の祝いです。高級ホテルにする必要もあったので…。

そう、まず居酒屋ありき!(笑)

さて、その酒一番、今や大変な人気なのだそうです。というのも、某BS・TBSの番組「酒場放浪記」で数年前に取り上げられちゃった!その時、放送を見ていて我々も「あああああ!だめだよ、吉田さんが行っちゃったら我々が入れなくなる!」という風に思いましたが、まさにその通りで、満席になっていることも多いようです。あのころはふらっと入れたのに…。

というわけで、今回の「酒一番」ありきの旅行。行きの新幹線すら、お店が開く4時30分から逆算して、東京出発の時刻を決めたほど。

シルバーウィークなので、新幹線は満席。そして到着した博多駅も人でごった返しています。注意深くキャリーバッグを引き、タクシーに乗り込むとほっと一息。

タクシーも楽しい運転手さんで良かった!大盛り上がりでホテルに到着。いい運転手さんに当たると、一気にその街が好きになりますから、タクシーの運転手さん、責任重大です。後で知ったのですが、某TV番組によると全国で最もタクシーの運転手さんがフレンドリーなのが博多なのだとか。

さて、荷ほどきしたら、さっそく向かいます!おお、このやる気モード。普段のんべんだらりとしたKAYSの二人ですが、居酒屋に行くときだけは「シャン」とします。

予定時刻より15分早く着いてしまい、そこで、コンビニで時間をつぶしたことは前回書きました(こちら)。

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開店同時の店内。昭和が色濃く…


そして、4時30分、お店ののれんが出てくると突進。

一番乗りでした。が、なんとその2分後には常連さんの二人連れ。さらに5分後に若い女性二人と、ぞくぞくと入ってきて、40分後、つまり5時10分には1階席は満席に。

恐るべし!

というわけで、開店と同時にかけつけるべしという我々の読みは正解でした。よかったよかった。

今回は「さくっ」と寄って次にというコンセプト。したがって、頼む料理も厳選。前回は何も知らないでふらっと入ったら大当たり!というお店だったのでお店の看板メニューも知らず…。

ネットなどの情報によると、カレー鍋、コロッケは特に自慢の一品とか。前回はもつ鍋がとても気に入ったのですが、今回はネット情報を試してみようということで、最初に注文。ついでに赤ウィンナーも。

ホッピーあたりものみたいところですが、残念ながらメニューにはないので、生ビールでスタート。

料理は結構早く出てきます。

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アツアツ!箸で二つに割ると湯気が一杯出てきます。


まず、コロッケ。これが…、すごいほくほく。運ばれて、何分もたつのに、箸を入れる度に湯気が立ち上るのです。水分を見事に閉じこめているわけですね。この揚げ方にまずは感動を覚えた二人です。味つけも良いですねぇ。もう、これだけで、誰でもリピーターになるに違いありません。

そしてカレー鍋。

なぁるほど!こりゃうまい。ある種スープカレー的な料理(ごはんは付きませんが)。パクパク進むのですが、これ、最初に食べても良し、あるいは、締めに食べてもいいでしょうね!さらに通は、食べ終えた後に、うどんを入れたくなりますねぇ…。

とまぁ、おいしい料理をいただきながらの居酒屋滞在。でも、最高に楽しいのはカウンターに並ぶ他のお客さんの話に耳をそばだてること。

この日、左隣は常連さんの初老の男性2人連れ。

「今日は久しぶりに10万円儲かった。だから、俺がおごる!」と景気よい発言。いつも通っている競艇で珍しく高額当てちゃったらしいのです。いいなぁ、こっちもおごってほしい。いったい今までどれだけ協定につぎ込んでいるかは知りませんが、南伸坊さんによく似たおっちゃん、コロッケのジャガイモのようにほくほくのえびす顔でした。

常連さんがお店のおばちゃんと話しています。

「シルバーウィーク、客の入りはどう?」
「もう、最初から凄いのよ。山笠どころじゃないくらい!」
「へぇ、みんな観光客?」
「そうなのよぉ。東京の人って、お店がいっぱいでも「外で待つ」なんて言うのよ。ビックリしちゃう。」
「へぇ、外に待たれちゃ、中のお客さんもゆっくりできないねぇ。もちっと地元の常連のことも考えてほしいねぇ」

なぁるほど…と思います。確かにそれはそう。常連さんの楽しみを奪ってはねぇ…。

すでに滞在50分、次から次へとお客さんがやってきますが、みなさん、満席で断られています。申し訳ないので、我々は席を立ち、会計に。

KAY1が「藤本義一」と「小澤征爾」を足して二で割ったような男前の女将さん(ほめ言葉ですよ!たぶん、若い頃は相当にぶいぶい言わせた(死語)でしょう)に、「10年ぶりに来ました…」と話したら、ものすごく喜んでくれました。

内装、10年前とほとんど変わりなく、しっかりと色濃く昭和の香りを残していました。なにせ、開店して半世紀が経つお店ですから。

また、訪れたいなぁと…思っていたら、いてもたってもいられなくなり、博多の旅の最終日、再び足を運んじゃいました。ああ、幸せ。

いい店です。次に博多に来るときも、絶対来ます。新幹線も開店時間に併せて選びます…。そして、あくまで「サクサクっ」と飲んで食べてお会計を…。

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日が暮れたこの頃には満席に!



酒一番
  ランク:AA
  電話:050-5797-8350
  住所:福岡県福岡市博多区中洲4-4-9
  時間:16:30~24:00
  定休:10月12日、年末年始
  値段例:手作りコロッケ(二個) 360円
  場所:地下鉄中洲川端駅より徒歩5分
  地図はこちら
  クレジットカード:
  HP:http://r.gnavi.co.jp/f044500/(ぐるなび)
  Facebook:
  その他:喫煙可です。KAY2のように気管支の弱い方はご注意を。

KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/


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ビストロジョナサンに感心!

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特別メニューにワクワク!


ジョナサン、ご存じですよね。すかいらーく系列でのファミレスで、調理は工場でというセントラルキッチンの方式です。店舗での調理が基本のロイヤルホストが大好きなKAYSはあまり利用するチェーンとはいえません。とはいえ、野菜の鮮度は悪くないですし、味もそこそこ。何よりも煮魚の定食などもあるのが、ありがたかったりして、年に1、2度は利用するかなぁという感じです。

さらに、最近になってハッピーアワーを開始。他の外食チェーンで「チョイ呑み」が始まったために、ジョナサンも競争に加わったようです。サントリーのプレミアムモルツがなんと299円で飲めてしまうのですから、これは堪えられない幸せ…ということで、ここしばらくは結構な頻度で通い始めました。おまけに仙川店の場合、自宅がすぐそばなので…「ただいまぁ…!」とKAY1に声をかける直前に「♪ちょいと一杯のつもりで呑んで♪」という感じで酔っちゃうことも。

でも、このところ嬉しいのは「ビストロフェア」がまた始まったこと。

このフェア、普段は置いていない高級食材を使ったメニューが登場します。2012年にフォアグラが登場して話題になりましたよね。今年もフォアグラ、登場していますし、それ以外にも、色々と。くわしくはこちら(報道発表より)

朝、仕事に向かうKAY1を見送る際、「今夜何食べる?」と尋ねられたKAY2。「うん、ジョナサン行きたい…」と答えます。すると「え?なんでジョナサン?もっとちゃんとしたもの食べようよ」という答え。

ふふふ、君は知らなんだ。ジョナサン、ものすごく進化する時期があるのだよ…。

そしてその夕方、居住まい正して訪れたジョナサン仙川店。入口にはビストロジョナサンの旗が。そして、案内されたテーブルにはビストロジョナサンのメニューが…。

はやる気持ちをおさえて、まずは水を一杯。そしてメニューを開き…、

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こんな一皿も!


まずは前菜!

えええ?ムール貝のワイン蒸しがあるの?えええ?チーズフォンデュも!フライドポテトはトリュフ塩でいただくの!?

いやぁ、いきなり前菜からノックアウトです。

もちろん、怒濤のように注文!

出てきたものは、まぁ小ぶりですが、前菜ですから…。

ふむ。ムール貝、さすがに、ちょっと硬めで、新鮮とはいえないけど、それでも味はしっかりとガーリックがきいて、おいしい!

さらにメイン。

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ジャーン!見よ、フォラグラのこの厚み!


フランス産フォアグラ!おお、心なしか、昔より大きいぞ!それに以前のように、焼きすぎということもなく、いい具合に進化。やはり、回数を重ねると試行錯誤、良くなるものですねぇ!

そして、お肉のソースも、フォアグラとの相性は抜群!

フランス産豚肉のポルチーニクリームソースもおいしい!

これはワインがすすまないわけないじゃないですか。ワインも、いつものメンバーではなく、フランスもの。テーブルワインクラスですが、それでも、フルーティーな甘口ではなく、しっかりと本格派の味わい。

というわけで大満足ですが、こうなるとワインにこだわりたい!

その意味で一つ残念だったのは、赤ワインがギンギンに冷やされていたこと。

うーん、これはロイヤルホストでもそうだし、何か業務上の理由があるのかな。いっそ、自分の好きなワインを持ち込みで…なんてできないかな…。ジョナサンの情報をネットで捜したら、昨今は一部店舗のスタッフにワインの研修をさせたりして(上記報道発表参照)、ワインに力を入れているとのこと。じゃ、話がわかるかも…と思ったところで、ジョナサンにメールを書いてみました。赤ワインで、冷やさないものも用意していただけないかということ。そして、持ち込みを抜栓料を払うので、認めてもらえないかと言うこと。以上をビストロジョナサンの企画の素晴らしさを讃えたあとで書いてみました。

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ワインもPays d'Ocですが、悪くないです!


まもなく返事が届きましたが、残念なことにメールの返事は大変素っ気なく…。

1.冷蔵庫で冷やした物を提供しております。

2.持ち込みはお断りしております。


問い合わせ対応、こちらの情熱に比して、短く、そっけないメールだったので、少々へこみました。もう少し工夫をしたほうがファンが増えると思いますが…、あ、よけいなお節介かな。それにこうした大規模のチェーンでは1日に届くメールの数も物凄い数でしょうから、これが精一杯の対応なのかもしれませんね。

ただ、お店によっては冷やしていないワインを出してくれるところもあるようです。「冷えてないのでお願いします!」と言ってみると、案外快く出してくれる場合もあります。

また、一部店舗(こちら)で、ボトルワインの種類を増やしているところもあるそうです。KAYSが気軽に行けそうなお店で言うと新宿西口大ガード店がそれにあたります。

つまり本社の企画側はかなりやる気満々、お客様対応がそれに追いついていない…という大企業によくあるパターンかもしれません。

新宿西口大ガード店、行ってみようかな…。

あ、一つご注意を。上記のように怒涛の勢いで注文しちゃうと、支払いの段階でレシートを見て酔いが一発で覚めます。まるでロイホなみ。それだけは覚悟を…。(笑)

今回のビストロフェア、2月中旬ころまで続くお店もあるようです。



KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/


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大阪、最後の夜はそむりえ亭で最高のマリアージュ!

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雑居ビルの通路の奥…まるで秘密の場所のよう


皆様、明けましておめでとうございます。2016年、みなさんにとって素敵な年になりますように。

本年もKAYSをどうぞよろしくおねがいいたします。

さて、新年第1弾は大阪シリーズをもう一話。

大阪リゾート化計画。今回は最終夜の話を。実はこの日、奇しくもKAY1の誕生日でした!

誕生日のお祝いも兼ねて豪勢に…と考えます。ま、昨日までも豪勢でしたが…。しかも、KAY2母からは「KAY1さんの誕生日祝いに」と軍資金ももらっています。そうなると、今回の訪問の最後を飾るあのお店へ…。

去年、行きたかったのですが、スケジュールの都合であきらめた、なにわの「名宝」と呼ばれるお店。

「そむりえ亭」です

この名前にピンとくれば貴方はワインに詳しい方。日本ソムリエ協会の副会長さんという要職についておられる樋口誠さんのお店で、ワイン通に親しまれているお店です。大阪の師匠(と勝手に呼んでいます)Hさんから今年いただいた「オススメのお店」メモに書かれていた4軒の一つです。そして、友人のYちゃんからは前回の大阪訪問時、強く勧められていたにも関わらず行けなかったのです。

というわけで、しっかりと予約をとって、この日を迎えます。

心斎橋の駅を降りて、大丸の総菜売り場やワイン売り場を少し冷やかしてからお店に向かいます。

目立たず、わかりにくい場所にあるという情報を聞いていたので、目を皿にして歩きます。ややあって、雑居ビルの入り口に小さく「そむりえ亭」の表示が…。うん、これは通り過ぎるでしょう…。この自己主張しない佇まいがお店の自信を感じさせますねぇ。

ドアをあけて中に入ると非常に明るい店内。うん、これは老眼に優しい。そう、実際にお客さんがエチケットを見たりするのに明るい方が良いということで、明るめに調光されているようです。お客さんの年齢層も比較的高いのでしょうね。

開店時間ちょうどの到着でしたが、すでに店内にはお客さんがいらっしゃるようです。

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カウンターの向こうには用意されたボトルの数々が…


オーナーソムリエの樋口誠さん、笑顔で迎えてくださいます。顔かたち&声までKAY2の仕事の師匠のY口さんにそっくりな樋口さんを目の前にすると、緊張してしまったKAY2ですが、樋口さんの巧みなトークにやがて緊張がほぐれ…そして、噂の****(今はまだ伏せ字)が炸裂するまでそうは時間がかかりませんでした。

それぞれの出身が熊本、島根だと話すと、「おーい!」と樋口さん。ホール担当は他にお二人若い方がいらっしゃるのですが、わざわざ呼んでいらっしゃいます。樋口さんによると、なんと、一人の若いソムリエさんが熊本市出身。そして、もうお一方は山口出身でお母さんが島根県益田市出身。そんなこんなで話が盛り上がります。

「まず何しましょ。シュワシュワいきいます?」

もちろん!

と、軽快な会話が大阪ですねぇ…。

まず樋口さんが出してきたスパークリング、ボトルのエチケットはシンプルに「700」と書かれています。

「さ、何で700なんでしょ?」、樋口さん、いきなり謎かけです。

「ボトルが700円というわけではないですね…」とKAY1。ふむ、良い調子だぞ。

「はははっ、残念でした。実はこのワインは…」と説明が。ふむふむ。なるほど!(興味のある方は調べてみて下さいね)

そして、注いで頂いたスパークリングはとっても美味。

さて、メニューの説明。このメニューがとってもユニークなんです。一見、実に素っ気ない表示なんです。

たとえば冷たい前菜と記されたところに4つの選択肢。それが「鰤、大根」「牛、柑橘」という具合。これでは何がなんだかわからないので、直接説明をしてくださいます。「鰤、大根とあるのは、よくある煮物でなくて、何種類かの大根をスライスして軽くマリネしたものに、鰤の刺身を…。」なんて感じで、表示の素っ気なさと対照的に、手の込んだ料理の説明です。

しかも、「こちらは魚でも赤ワインが合います。血合いがありますし、白ワインでは負けてしまいます」という説明。さらに、暖かい前菜で、「フォアグラ、柿、サツマイモ」はパイ包みで、こちらはフォアグラと言っても、白ワインが合うとのこと。順番的に、赤からはじめて、白に移るのもOK。

実はこのお店、ワインのマリアージュを提案してくださるのがとっても得意なお店なのです。しかも、さすがトップクラスのソムリエさん(実は川島なお美さんの本にもイニシャルでご登場!)です。実に縦横無尽に食事とワインの驚くようなマリアージュを提案。

さて、さきほどの「伏せ字」。実はこの樋口さん、大変なダジャレ好きで有名。

Yちゃんから勧められたときも「ただし、もの凄いダジャレが降ってきますから、体力のあるときに行った方がいいですよ」と言われていました。最終夜だけど、おいしい食事の毎日のおかげで体力は満々。

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これが「鰤、大根」というシンプルな名の一皿


まず、鰤(ぶり)が出てきます。「最近食べました?」と樋口さん。

来た!

二人そろって「久し鰤!」

答えると満面の笑顔で「さすが!お見事。東京出身の人だとこの答えが返ってきませんから」。

さて、この同じ質問、しばらくして我々のすぐ後ろにいた地元のお客さんにぶつけていましたが、ぶつけたところ答えが返ってこず!

樋口さん、我々のところにやって来てささやきます。「お客さん、大阪の人に勝ちましたわ…。あっぱれや!」。

後ろは年輩のご夫婦と娘さんとおぼしき3人連れ。開店の時間前にすでにいらっしゃったのはこの方たちでした。ワインのおいしい南アフリカでお仕事をされていたこともあるそうです。あとでデザートにロウソクがたてられていて、結婚40周年のお祝いだったようです。そう、そういう記念日にとっても良いお店なのです。

さて、ぶりにはメルロー。Cusumanoの2014年。メルローなのだけれど、まるでガメイのようなベリー系の華やかな香りを感じさせてくれるワインです。悪くない組み合わせですねぇ。ちなみに大根をかんだときに出てくるエキスも濃いので、これがまた赤ワインに合うとのこと。なぁるほど。マリアージュという点に徹底的にこだわるのですが、それはソムリエ氏自身が日頃から色々と試して探求しなければできないこと。その労力の結果だけを我々は頂いているわけで…。ありがたいですねぇ。

メルローを飲み干して、次に出てきたワイン、エチケットが見えた瞬間にうれしくなります。

「マルセル・ダイス!」と、樋口さんと声を合わせてしまいました。しかも、KAY1が大好きなゲヴァルツトラミネール。

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わーい、みんな大好き、マルセル・ダイスだ!


「マルセル・ダイス自身は一つのブドウの名前だけのワインは作りたくないのかも知れませんがね。それはアルザスの神髄じゃないって。でも、おいしいですよ!」と、我々もちょっとだけアルザスワインの特徴を知っていることを見越して、さりげなく一言。本当においしいんです!それに、人気でなかなか手に入らないワインなんです。

合わせるべき次の料理が出てくる前に全部飲んじゃうのじゃないかと心配したけれど(それぐらい我々のピッチが速かったのです)、どうにか、香りをしっかりと楽しみ、次の料理まで持ってくれました。

その料理が、フォアグラを入れたコロッケのようなパイ!しかも、サツマイモのホクホクした甘さに、ゲヴァルツトラミネールがぴったりと寄り添います。うん、このマリアージュ、最高!

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ほー、パイが胡座をかいて座っているぞ。
フォー、アグラだ。いや、フォアグラが…!(爆)


ここまでが、前菜。

「いやぁ、ゲヴァルツとフォアグラのあとはどんなワインのマリアージュを出してもインパクトに欠けますから、困りますなぁ。ここ、頑張りポイント」と樋口さん。

次のメインはまず、真鯛のポワレです。そして、そのソースは裏ごししたクラムチャウダーという手の込みよう。まずいワケがないという料理です。

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ポワレ!ポワレ!ポワレ!
そしてクラムチャウダーソース。
ん?貝が入っていないから、こらもうチャウで~ソース?
いやいや、しっかり裏ごししたエキスが入っています。


そしてワインはムルソーの2001年。シュヴァリエ・クレルジェ(Chevalier Clerget)のもの。14年前の白ワインですよ!途中、何度か同じワインの空きボトルに移し替えてデキャンタをしていきます。これは、空気に触れさせるだけでなく、温度を適度に上げるためでもあるそうです。ベストな温度を知っているソムリエさんならではの作業。こうして最高の状態でいただけるわけです。

グラスに注ぐと、確かに古色蒼然となった色合いですが、口に含むと、実に上品に洗練されて年を経た感じです。きれいに歳をとりました。ミネラル感もありながら、全体にふくよかで膨らみのあるワイン。おいしい!

そして、いよいよお肉、牛肉と豆鼓(とうち)ソースにあわせてトレス・ピコス・ガルナッチャ(Tres Picos Garnacha 2013)、スペインのボルサオ(Borsao)のもの。グルナッシュらしく、パワーあふれる味わいで、パワフルな味が大好きのロバート・パーカーが絶賛(2014年にはGreatest Value No.1)というのも頷けます。料理にかかったソースの味が非常に強いので、それに負けないワインということで、このパワフルなワインになったようですが、納得!

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くー、このお肉の見事な色!
そして、ぴったり寄り添う豆鼓(とうち)ソース。
すぐに食べようか、とーちようか…?


いやはや、完全にノックアウトされつつも、しっかりと最後にデザートもいただきました。

樋口さん、お店の外まで見送っていただきました。ごちそうさまでした。絶対、また来ます!

さて、それにしても樋口さん、おそるべしです。もちろん、ワインと料理のマリアージュ提案、どれもが素晴らしいもので、最高の環境で味わわせてもらいました。

でも、それ以上に我々が感動したのは、彼の部下への接し方です。厳しいんだけど、愛情に溢れていることが手に取るようにわかるんです。ここで働く人たちは当然、樋口さんの素晴らしい才能を知って、学ぼうと思ってきているはず。そう、将来はソムリエになり(あるいはすでにソムリエさんですが)、そして店を持とうという夢にあふれた若者。彼らを「育てよう」という意識がもの凄く感じられました。教育者としての樋口さんの深い思いがそこかしこに感じられたのです。

そのことだけでも、このお店に来て良かったと感じました。KAYSの二人はホテルへの帰りのみちすがら、そんな感動を口々にしていました。

さて、ホテルに戻って、最後の夜、やっぱりアソコに行きたくなるじゃないですか!

ということで、バルチカに行ってみると、ああ、まだまだ「赤白(コウハク)」は長蛇の列。10Fの「だるま」も。

そこで、電車に乗って一駅、新大阪駅へ。こちらは行列も短い!少し待って「だるま」で串カツパクパク。そして、斜め前の「赤白(コウハク)」を覗くとこちらは一杯。そこで、再び梅田に戻り、そろそろ行列も短くなったかなと「赤白」に行くと、その通り!

シメのシャンパンとフォアグラ茶碗蒸しで満足してホテルへ。

最後の夜も、その後意識がなくなり撃沈でした。

ああ、幸せ。

あ、忘れていた。KAY1、お誕生日おめでとう!(遅いがな…KAY1談)


注:
上記写真のキャプションに記されたワケのわからないダジャレはみなKAY2の創作です。樋口さんではないので、ご注意を。樋口さんの名誉のためにも!(^^;)



追記:
ネットで調べていたら、樋口さんのお人柄や雰囲気がよくわかる素敵なブログ記事を見つけました。勝手にリンクしちゃいます。若女将さん、ごめなさい。「若女将の四季折々日記」です。



ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭
  ランク:AA
  電話:06ー6484-0530
  住所:大阪市中央区西心斎橋2-10-14
  時間:18:00~26:00(LO:25:30)
  定休:第1&3火曜日
  値段:10000円位~
  場所:地下鉄・心斎橋駅から徒歩6分
  地図はこちら
  メニュー例:鰤、大根 1200円
  クレジットカード:可
  HP:http://blog.goo.ne.jp/sommelier-tei2008
  その他:


KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/


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秘密の扉が素敵な和食のお店でワインを~みずどり。

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うっかりすると通り過ぎてしまうくらい目立たない地下への入口。


8日間滞在して食を満喫するという「大阪リゾート化構想」、2015年版、その8回目。さすがに毎日食い倒れていると、胃袋は疲れてきます。

そうなると胃腸に優しい「和食」を食べたくなるんですねぇ。

Hさんのオススメにはしっかりと和食も。それが「みずどり」さんです。予約も無事にとれました。全面喫煙可というお店ですが、予約の時に「気管支が弱くて…」と説明すると、「煙の流れ込まない席をご用意します」とのこと。嬉しい配慮です。

この日は大阪滞在6日目の金曜日。日曜日から宿泊しているビジネスホテル、金曜日と土曜日は満室で予約がとれませんでした。昨今、大阪はホテルが取りにくいそうです。海外からのお客様が増えたためとか。確かに、我々が宿泊したレム新大阪、海外の方で一杯でした。

そして、その代わりに予約したホテルは…、贅沢しました。昨年泊まった「インターコンチネンタル大阪」。梅田のグランフロントにあります。ここ、ホント贅沢なホテルですが、実はKAY2が某所で1泊分の無料宿泊券をゲットしていたんですよ。エライ!

というわけで、ホテルを移り、しばらく、ゆっくりと過ごしたあと、少し早めにホテルを出ます。1年ぶりのグランフロントをぶらぶらと歩きます。さらに、旧伊勢丹のビルのテナントを見ていたら…あれ?「だるま」が、さらに、あれ、地下には「赤白(コウハク)」が!!

なんと新大阪で狂喜乱舞した両店がこちらにも!これも嬉しいですねぇ。今夜「みずどり」さんの後で立ち寄ろうかな…と思います。あれ?胃袋が疲れたんじゃなかったっけ?(^^;)

さて、地下鉄で心斎橋に向かいます。

大丸の近く、地下へ降りる階段にある白い暖簾と小さなお店の表示を見過ごしてしまうと、通り過ぎてしまうような、自己主張の薄い佇まい。

そして、規模も小さいお店です。カウンターが10席、テーブルが3つで11人。合計20人ちょっとが入るスペースです。

しかし、居心地は良さそうです。木を多用した落ち着いた空間で、非常に清潔。BGMはボサノバの名曲「Waters of March」が流れています。すでに結構な数のお客さんが。実はこのお店、開店が15時ということで早い時間から飲めるんですね。

さて、カウンター席に案内されて、座ります。

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まず、2枚の紙に書かれたメニューが非常に印象的です。細かく、きれいな筆致でびっしりと!

1枚目が飲み物、二枚目が食事。飲み物だけでも、日本酒、焼酎とものすごい品ぞろえに驚きます。ワインはシンプルにグラスが白、赤、泡と1種類ずつ書かれた横に、「その他何種類かあります。スタッフまでどうぞ」と書かれ、さらにボトルは「200種類」!とのこと。さらに我々の席のすぐ後ろにはセラーが。というわけで、やっぱりワインに関してこだわりのお店だということが、そのさりげなく書かれた一言でわかります。

そして、オーナーシェフである仲瀬武さんの胸には金のソムリエバッジが輝いています。

ホール担当の奥様はとてもきびきびした雰囲気です。生ビールを入れている姿も、凜として美しさがあります。泡をきちんとスプーンで切って、きれいに入れている生ビールはアサヒの熟撰、

「まず、泡でしょう」ということで最初はスパークリングワインを二人で。シャルル・ド・フェール・ブリュット。軽くすっきりとした味わい。シャルドネ100%。

そして、出てきた付け出しはレンコンのしんじょと、おひたし。このしんじょが最高!とKAY1。

「料理の最初はおつくりでしょう!」と盛り合わせを。少しだけ火を皮にあてた鯛、マグロ、鰆、そして非常に珍しい穴子のお作り。穴子のおつくりなんて、たぶん、初めて食べたはず。少しだけ火に当てているおかげで、香ばしさがあり、ワインと非常に相性がいいのです。いずれも少量ですが、美しく盛られた大皿が印象的な盛り合わせです。

この年齢になると量を多く食べられなくなり残念という気持ちもあるのですが、逆にこうした店では味わいを楽しめて、年をとってよかったという気持ちにもなりますねぇ。

そういえば、結婚してまもなくのころ、まだ30代前半、当時住んでいた東府中の和食店「三松」で食事をしていたとき、隣の老夫婦がほんの僅かな量を召し上がって「うん、十分おいしかったね!」と言ってお会計していたのを見たことがあります。「へぇ、あれだけで十分なんだ!」と驚いたのを覚えています。

今になって、それがよくわかります。ホントに、良い料理を少量、それで満足!と言えるようになってヨカッタと思う二人。ま、経済的にも助かるというのも言えるけど…。(と、いいながら、このところ、相当に食べています。この夜もハシゴになっちゃいましたから…前言撤回ですねぇ(爆))

奥様に次はグラスで白ワイン…と話すと、「重めがいいですか、軽めが…」とのことで、「軽めを」と言うと、ご主人にリレー。料理に忙しいシェフですが、まるで弾けるように我々のところに…。すぐに2本のワインを出してきて説明してくださいます。1本は「フルーティー」なLoveblock。ニュージーランドのマールボロのソーヴィニヨン・ブラン。そしてもう1本はブルゴーニュのシャルドネ。

Loveblockを選んでみました。酸味が上品で、香りが柑橘系で甘く心地よいワインです。これはおいしい!普段飲みで使いたいワインですねぇ。そして、おさしみにもぴったり。

ところで、印象的なことが一つ。

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右奥、観音開きのトビラがヒミツの…


ワインを注文するとご主人が棚からワイングラスを取り出してくるのですが、その壁にしつけられた棚、一部が扉で覆われています。その扉の横には和食器や焼酎のボトルが並んでいます。和風のトビラで、それが閉じられていると全体に和料理の雰囲気なのですが、その両扉を開くと、その中に一杯置かれたワイングラスが燦然と輝き、お店全体が別世界の雰囲気になるのです。まるで禁酒法時代か隠れキリシタンか。ワインを注文するたびに、その隠された世界が現れるのが面白くて…。

さぁ、次に料理は旬のものをということで、奈良・吉野のシイタケをポン酢煮したものと、鰆の煮付けを。

出てきたシイタケ、これには二人とも感動。旨すぎて言葉が出ません。椎茸って肉料理だった?と思うような満足感。今までの人生で最高のシイタケかも。これだけのためにこのお店に来ても十分満足!

しいたけに合わせ、ブルゴーニュのシャルドネを。これがまたバニラのような樽香がほどよくチャーミング。ミネラル感も程良く実においしい。ご主人も「最近のブルゴーニュは樽香をバンバン効かせた重いものが多いのですが、これは昔のシャブリを思い出す上品なワインです」。

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お肉料理に匹敵するシイタケ


次に出てきたエビとゴボウのかきあげ。香ばしく、肉厚なかき揚げもおいしい。「ワインに合うでしょう」と店主。はい、抜群です!と心で叫びます。

そして、最後に鰆の煮付け。これ、かなり濃い味付けが我々の好み!添えてあるゴボウもおいしいし、肉厚の鰆も良い具合に煮つけてあり、最後にお皿をなめたくなるくらい。

鰆に合うワインをと頼むと「赤ですか、白ですか?」「赤で」…。

南アフリカのカセドラル・セラー、ピノタージュ。南アフリカ生まれの品種で、ピノノワールとサンソーを交配した品種。

凝縮された果実味があり、ピノノワールをもっとパワフルにしたような感じ。確かに、煮付けに合う!さすが。

それにしてもシェフの仲瀬さん、仕事がとても丁寧。もちろん、所作もきびきびして実に心地よいのです。同時に、奥様に対してはキビシイ表情で対応していらっしゃいます。これは、「時分時」のシェフにも共通してみられたことです。身内に厳しいということでしょうか。奥さまは大変かもしれません。古くからのナニワの料理人というイメージ通りではありますが。

「時分時」同様、客層も良いですねぇ。印象的なのは一人で予約してくる人がいるということ。工事の制服を着たおじちゃんもいれば、そして、中年の女性も。このあたり、値段的にはかなり高いお店ですが、おいしい料理を「一人でも食べたいねん…」という気持ちなのかもしれませんね。そして、それをしっかりと受け入れる雰囲気のお店。いいですねぇ。KAYSが住んでいる近所にもこういう店が欲しいところです。


さわらの煮付け、美味しかったです!


素敵なお料理とワインにすっかりと満足した二人。やや千鳥足気味で階段を上ります。奥様が入口まで丁寧に見送りをしてくださいました。

後でフードライター船井香緒里さんのブログ(こちら)を読み、奥様が元CAさんだということを知りました。ですから、英語もOKなので、外国の方を連れて行く場合にも便利なお店のようです。

その後、梅田まで戻って、だるまを覗いてみると長蛇の列!地下におりて「赤白(コウハク)」も長蛇の列!あきらめます。

別のお店に行き…

大阪6日目の夜も…酔っ払って撃沈です。


みずどり。
  ランク:A+
  電話:06ー6241ー7544
  住所:大阪市中央区心斎橋筋1-3-4
  時間:15:00~25:00
  定休:月曜日
  値段:6000円位~
  場所:地下鉄・心斎橋駅から徒歩2分
  地図はこちら
  メニュー例:さわら煮付け 950円
  クレジットカード:可
  HP:http://www.mizu-dori.com/
  その他:


KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/


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所作の美しさでも魅せる「時分時(じぶんどき)」

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大阪シリーズの7回目。

今回はワインエキスパートでもある我が友人のMちゃん、そしてソムリエ界の重鎮、Hさんの両方がオススメのお店。

もちろん、お二人のオススメということはワインの抜群においしいお店です。でも、実は、「業態」で言えば、「お好み焼き」のお店という不思議。

「時分時(じぶんどき)」さんです。

もう、名前だけで「あの名店!」とグルメの人は唸るそうですが、我々は今回の旅行で初めて知りました。大阪に旅行すると聞き、Mちゃんがわざわざメモを書いてくれたのです。

「KAY2さん、何はともあれ、このお店だけはまず行ってください!でも、予約を必ずね。私、このところ3回予約取ろうとして、毎回満席で行けなかったくらいだから…」

我々が電話をかけたときも「その日は予約で一杯で…」とおっしゃったのですが、「開店から8時まででしたらお二人さまご用意できますが…」とのこと。開店から2時間半です。お、それなら大丈夫!ということで、予約をしました。

当日はお伊勢参りの帰り。近鉄を降りて、難波から散歩も兼ねて歩きます。懐かしい薄茶色のタイルが張られたライオンズマンションの1F。

5時半、オープンとともにお店にと向かうと先客がいらっしゃいます。外から様子をうかがい、意を決してお店の中にはいっていく男性の一人客。ブロガーかレビューアーの雰囲気ですねぇ。

そして続いて我々も。

いきなりとびきりの笑顔でご夫婦が迎えてくださいます。抜群の接客とウワサには聞いていましたが、まず、その笑顔に驚きです。

そして、料理とワインの説明をご主人と奥様から。

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ワインはかなりの種類が黒板に書かれています。これ、みなグラスでいただけるもの。この日は泡も含めて17種類も!!

そして、ワインの名前の前に番号が書かれています。うん、これ合理的!KAYSは酔っ払ってろれつが回らなくなり、ワインの注文に難渋することがあります。「ゲヴュルツトラミネール」と舌を噛みそうな名前を頑張って言わなくても、「8番!」と言えばいいのですから。これなら何杯飲んでても大丈夫…、いや、飲み過ぎは注意しましょう。(-_-;)

さらに番号がふっていない「おすすめ」のワインというのが赤白ともに1種類あります。実はこのオススメワインはグラスが大ぶり。特別サービスですねぇ…。

さてさて、冒頭にこのお店の業種を「お好み焼き」屋さんと書きました。

でも、実はピカピカに磨かれたカウンターの鉄板で焼く串焼きを初めとして、実に多彩な料理が自慢。そう、普通のお好み焼き屋さんとはずいぶん違う印象です。

そういうワケで、我々、まずは名物のエビパンと串焼きの5種類盛り合わせを頼んでみました。

やわらかいエビパンに白ワインのソーヴィニヨン・ブランが優しく寄り添います。そうそう、ソーヴィニヨンブランもグラスでは2種類。どちらもフランスのものでしたたが、さわやかすっきりタイプと味わいの濃いものか、選べるところがまた嬉しいじゃないですか!

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そして串焼き盛り合わせは二人でシェアすることを意識してか、串に刺さず、皿に綺麗に盛りつけてあります。これが美しい!「和」の世界ですねぇ。

美しいといえば、ご主人、その調理を鉄板のカウンター越しに見ていると、所作の美しいこと美しいこと!これは間違いなく和食の修行経験のある人でしょう。そして、美しいだけでなく食材に対する愛情を感じさせる所作も。野菜をいつくしむように扱ったり。みなさんも、素敵な料理とワインを楽しむ以前に、まず、調理の様子を味わうことをオススメします!

そして添えるソースを作るのも、またすばらしいの一言。卵を割り、素早く熱をいれてソースを…。鉄板でのソース作り、こんなの初めて見たぞ!

串焼き、すべてがおいしかったのですが、KAY1が気に入ったのはタコ。タコのホンの少しだけ火を通した味わいが絶品。甘い!これは本当に良い素材を使っている証拠ですねぇ。ホタテに乗ったマスタードも一工夫ある味わいだし、見た目の美しさもあり、これはもはや芸術品と呼べそうな素晴らしさです。

ワインはスパークリング、白と進んできましたが、次は赤。これも、たとえばブルゴーニュがグラスで2種類から選べたりします。そして白でもう一杯というKAY1は大好きなピノグリを。

料理は次にこの日のおすすめからネギ焼き。鉄板に置かれた下仁田ネギの太さにびっくりします。しかし、これでも、幾重も皮をむいた結果だそうで、一体どれだけ太いネギだったのやら!

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そして、それを大切に大切に我が子のように扱いながら、熱をゆっくりと通します。さらに移し、例の卵のソースを添えてできあがり。香ばしいネギの香りに酔いしれます。

そして、いよいよお肉!ということで、この日は淡路牛のカイノミステーキ。こちらは長い時間かけて余熱を利用します。そして添えられたニンニクが5~6個。おお、明日匂うかなとドキッとするものの、ニンニクは牛乳(だったかな…)で下処理をしてあり、においがさほどしないとのこと。こんなところにも芸の細かさが光りますねぇ。

出てきたお肉。うーん、美しい!塩、もしくはマスタードでいただきますが、期待どおり、やわらかで繊細な味わいです。

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それにあわせていただくのはコート・デュ・ローヌ、そして本日のおすすめ赤ワイン、フィリッポ・プリミティーヴォ・ディマンドゥリア2011。コクの深さ、味わいの力強さにエレガントさをも兼ね備えた素敵なワイン。

独特の形の瓶が出てきた時に、カウンターの向こうから、「おお、プリミティーヴォや…」との声が飛んできます。途中から予約で入ってきた品のよさそうなおじいちゃんです。就活中の孫娘をつれて「久しぶりですなぁ」と元常連さんの趣です。それまでなんとなく会話が耳に入ってきていたのですが、若い頃はヨーロッパをずいぶん放浪したとか…。そして、孫娘が子供の時には一緒にイタリア旅行も。成長した孫娘を優しげに見守る上品なおじいちゃん。いったいどんな仕事をしてた人なんだろうと興味津々です。

「プリミティーヴォはおいしいからね!」と笑顔で話しかけてくれます。

いいなぁ、こんな風にお客さん同士で話ができる雰囲気があるんですよね。

7時になると、ほぼお店は満席に。それにしても客層が良いのです。楽しげな笑い声と笑顔がお店を満たしています。ご主人と奥様の笑顔がお客さんにそのまま伝わっているかのようです。こういういいお客さんに支えられているというのも、このお店の人気の秘訣かもしれませんね。

「良いお店に良いお客がつく」ということを言いますが、まさにその言葉がぴったりのお店だと思います。ま、KAYSは良い客かどうかはアヤシイですが。

ところで、最初に我々の直前に入った一人客さん、かなり食通のようで、いろいろと一人で注文し、そして、どんどん平らげていきます。見ててあっぱれ!というくらいに。お店のご主人が驚いて、「よく召し上がられますねぇ」「いや、本当はもっといけるんだけど」なんて会話が。ただ、興味深いのは、この方、一皿料理が終わるたびに必ずトイレに行くのです。おそらく、想像するに、メモを書いているのでないかなと思います。やっぱりレビューアーかもしれませんね。最近記憶が怪しいKAY2もそうすれば、もっともっと料理について書けるのに…。今度からそうしようかな…。(^^;)

さて、本日のメインディッシュ、カウンターの奥で奥様が担当していたお好み焼きがついに登場します。

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実はその翌々日、我々が大阪の師匠と呼んでいるHさんのお店に行ったとき、Hさん恒例「大阪ではこの店にぜひ!」リストをもらうことになり、「時分時に行ったんですよ」と話すと、
「ああ、行かはったんですか。まさにオススメしようとおもってたんですよ」とのこと。さらに
「あそこのお好み焼きはキャベツは1晩寝かせて水分をとばしているんです。そんなふうにいろんな工夫のあるお店でねぇ。」
「ご主人の所作が美しくて」
「そうそう、ホントに美しいですね。彼はねぇ、本当に人柄がすばらしいんですよ。」
「Hさんと同じですね!」
と、もう絶賛でした。

そのお好み焼き、本当に焼き具合といい、ソースといい、非の打ち所のない素敵な料理でした。

そして、焼きそばも頼んだのですが、これがまた絶品!ちょっとだけ火が通った新鮮なイカ。ほんの僅かに火が入るという絶妙な加減がイカの美味しさを極限まで引き出します。そして麺の食感がまた…。

7時過ぎにはお店を後にして、ホントに幸せな気分に。もの凄くいいお店です。大阪の至宝です。予約が取れないのもうなづけますが、また大阪に来たら必ず訪れたいお店。

その後は散歩。梅田まで歩き、地下鉄で新大阪へ。KAY1は駅の構内「御座候」で大判焼きを。KAY2はまたもや「だるま」で串カツの8本セットを持ち帰り…。

またもやこの日も撃沈です。(笑)


時分時
  ランク:AA
  電話:06ー6253ー1661
  住所:大阪市中央区南久宝寺4-5-11
  時間:17:30~24:00
  定休:日・祝・第三月曜日
  値段:6000円位~
  場所:地下鉄・本町駅から徒歩7分
  地図はこちら
  メニュー例:円
  クレジットカード:不可
  HP:http://michelvinjaponais.com/
  その他:完全禁煙


KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/


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駿河屋さんの「わらびもち」と「里志ぐれ」



「大阪シリーズ2015」は6回目。今回は小さな旅のおみやげを。

滞在中の大阪から電車書斎で京都まで出かけたKAY2(こちら)。

阪急の終点、河原町で降りて、しばらく散歩します。先斗町は大好きな場所。20年前に見つけて何度かおじゃましたお店がまだ元気で頑張っている姿を見て嬉しくなったり、新しい店を見て「へぇ、こんなお店もあるんだぁ」と感心したり。結構キョロキョロと忙しい散歩です。

あるお店で足を止めます。

和菓子屋さんです。

「駿河屋」と書かれています。なかなか古いお店のようです。

どうして今まで気付かなかったのだろう?

そうそう、前回までの先斗町散歩は「どこで飲もうか?」というのが目的の訪問。お菓子のお店はそのために目に入らなかったのでしょう。

ところが今回はそぞろ歩き。無目的なので、いろいろなお店が目に入ってくるというわけです。

それにしても古いながら清潔なお店の佇まいはもの凄く気になります。

KAY1の買い物に付き合わずに出てきたこともあり、手土産の一つでも買わないと後が怖いということもあり…(笑)。

お店の中に入っていきます。

こんにちはと声をかけると奥から目力のある若くて美しい女性の職人さんが出てきます。その姿にまずどぎまぎしてしまうKAY2であります。

色々なお菓子が並べられているのですが、正面のショーケース、一番目立つ場所には「わらび餅」が。小さなサイズで「ひと口わらび」とあります。

へぇ!意外と地味。わらび餅が売りだなんて。

さらに、このわらび餅、様々な大きさの箱入りでショーケースの一番上を全部占有しているのです。

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相当な「イチオシ」商品なのでしょう。おそらく季節により変わるのでしょうが、ひと口わらびだけの箱、そして、「くり餅」との組み合わせのセットも。

うーん、これは気になる。

ということで、ショーケースを改めて見てみます。くり餅と3個ずつ入った一番小さな箱の値段を見て驚きます。1,456円!

うーん、これは何という値段!だって、1個あたり240円強です。

しかも、その日のうちに…とあります。賞味期限は1~2日程度なのでしょう。ですから、遠方へのお土産には難しいお菓子。

ところが、そこにお客さんが…。お着物姿の中年のご婦人です。舞妓さんから「お姉さん」と呼ばれそうな雰囲気。いや、多分、そうでしょう。

「お願いしていた**(名前)です。」

すると、職人さん、奥から大きな袋を抱えてきます。電話かなにかで予約してあったのでしょう。

中身の確認をするのですが、袋にたくさん入った箱、なんと全部「ひと口わらび」。

お姉さん、お客さんに配るのでしょうか?

これは本物だ!その瞬間、気持ちが固まりました。

これは買わねば。

というわけで、初めて入ったお店で迷うことなく購入した「ひと口わらび」。

大阪のホテルに持ち帰り、KAY1に「おみやげだよ」と渡します。

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すぐにお茶をいれ、箱を開けます。

「ふーん、わらび餅なんだ」と反応はいたって普通。

ところが食べてみると…。「KAY2、よくやった!」

お褒めにあずかりました。(笑)

いや、本当に美味しいのです。

つるんとした食感の生地が実に良いのです。また、沢山入ったこし餡の感じも上品で。うわ、これは良いぞ!しかも両者がとてもなめらかな口溶けを見せてくれます。香りの良いきな粉とも相まって三者のハーモニーは見事。

こんな食感のお菓子はあまり記憶にありません。実に美味しく、あっという間に箱は空っぽに。

あまりに気に入ったので、翌日、KAY1とともに再び京阪電車で京都へ…となってしまったのでありました。

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ちなみに翌日は去年の旅行でお世話になったHさんのお店を訪問することになっていたので、ちょうどよい手土産となりました。そしてお店でもう一つ気になっていた「栗しぐれ」、1個400円!こちらはさらに、高級です。

簡単に言うと、栗が一個まるごと入った一口大の羊羹。それが本物の竹筒に入っている、そんな実に贅沢なお菓子です。うーん、これは超贅沢なお菓子。お腹も決してふくれません。でも、この美しさ、大胆さはいいですねぇ。日常のお菓子にはなり得ませんが、こうした旅先での非日常、大いにハマリました。

これを帰りの京阪電車の中で食べたのは、多分、今回の大阪旅行の中でも特に大きな「幸せ」でした。


先斗町駿河屋
  ランク:A+
  電話:075-221-5210
  住所: 京都府京都市中京区材木町185-9
  時間:10:00~18:00
  定休:火曜日
  値段:
  場所:阪急京都線・河原町から徒歩10分
  地図はこちら
  メニュー例:
  クレジットカード:
  HP:http://www.pontocho-surugaya.com/
  その他:


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ヴィスコ(VISCO)はワインをなみなみと!



「大阪シリーズ2015」の4回目。

昨年の大阪旅行では友人のYちゃんから色々と貴重な情報をもらっていました。Yちゃん、神戸の出身で、大阪でながく仕事をしていた人です。今は東京にいますが、大阪の外食産業にはとても詳しい人。その彼女から教えて頂いたHさんのお店の素晴らしさに昨年は完全にノックアウトされてしまいました。

そのHさんの紹介で様々なお店を訪問。それを書いたのが昨年の大阪旅行記だったのです。

さて、今年もHさんのお店を訪問。昨年のお礼を述べて、お土産をお渡しておきます(京都の銘菓…この話はいずれ
…)。

前回と変わらぬ、とても良いワインと素敵なおつまみの数々、ただ、まだ時間は早いのです。夕方5時すぎ。そこでHさん、「これから夕食にいらっしゃるということであれば、お店をまたいくつか紹介しましょう」とのこと。ありがたいですね。

「昨年はディープな大阪コースでしたね。今年はどうしましょう?」

もちろんディープも大好きなのですが、毎年同じ方向性ではつまらないでしょう。そこで、今回は目先を変えて、少しだけ高級なお店からカジュアルあたりの路線で…とお願いしてみます。もちろん、ワインのおいしいお店です。

Hさん、しばらくあちらこちら資料をひっくりかえしながら、やがて、1枚のメモにして結果が。

4軒。うむ。中にはYちゃんオススメのお店も。

というわけでHさんの元を辞して、まずはすぐに歩いて行けるお店に。

Hさんのお店でシェフをしていた方が独立されたお店。

お店の名前はVISCOです。え?ビスコ?

我々の疑問を察したのか、Hさんが別れ際、「グリコのお菓子から来たわけじゃないみたいです…。」と説明。一応、電話で予約を取ります。あとで、予約を取るのが難しいお店と知りました。幸いなことに、お店がオープンする18時からの予約がとれました。

お店はすぐにわかりました。カウンターのみというとっても小さなお店。18時ほぼぴったりですが、すでに常連さんとおぼしき中年の男性が1名、お店のご主人と楽しそうに話していらっしゃいます。そして、カウンターの入口付近では奥様でしょうか、一生懸命に本日のメニューを作っていらっしゃいます。

カウンターの上にはドリンクのメニューが。グラスワインが600円から。ボトルは2400円から。ふむふむ、庶民的な値段ですねぇ。ワインリストはないので、好みをお店の人に伝えて選ぶという方式です。自然派のワインが売りのよう。ほかにはビールやリキュール、ソフトドリンクもありますから、ワイン好きだけでなく、誰でも楽しめるお店になっているようです。

あれほどHさんのお店で飲んでも、まだまだというKAY2は再び泡→白→赤をもくろみます。スペインの瓶内二次発酵を。そしてKAY1はコート・デュ・ローヌの自然派。

ボトルを持ってきて大ぶりのグラスに注いで下さるのですが、このときに驚きます。

visco03wm.jpg
写真に写っているグラス。これでもすでに少し飲んだあと!

「なみなみ」

そう、グラスになみなみと注いで下さるのです。

ええ、こんなに?

グラスワインって、大体分量は業界の常識的なところがあるんですよ。ボトル1本から、6杯。つまり、125mlというのが標準なんです。ただ、大阪においては、ボトル1本から5杯、つまり、150mlのお店が結構あるのだそうです。これ、大阪のサービス精神の表れですねぇ…。ま、商売の厳しさでもあるのでしょうが…。

ところが、このお店、それよりも多い!

後で調べて知ったのですが、1本から4杯しかとらないそうです。つまり、1杯あたり187.5ml!!!

一瞬、何かの間違いかと思いました。

これで「600円~」なんです。信じられない!でも、だからボトルもその4倍である「2400円~」なんですね。

いやぁ、まずそれに衝撃を受けたのですが、付け合わせに出てきたキクイモのスープに鶏肉のたたきの組み合わせがまたおいしい!

すでにHさんのお店でつまんでいるので、それほど多くの料理がお腹に入る自信はなく、メインの豚ロース1400円、そしてカキとほうれん草のグラタンをオーダーします。さらに、KAY2はKAY1の飲んでいる白ワインを横から奪って、泡→白とします。さらに赤が欲しい!ということで、ブルゴーニュのピノノワール。

visco02wm.jpg


さぁ、メインのお肉が出てきました。おお、こういう盛り付けは初めて!メインのロースは一口サイズに切った上に、野菜とともに皿全体に美しく、そして非常にユニークな盛りつけ。これ楽しい!

カキとほうれん草のグラタン。こちらはあまりお目にかかれないくらいにおおぶりのカキ!

なんだか、ものすごいコスト・パフォーマンスに感激しつつ、お店を出ます。店主でもありシェフである近藤邦宏さんが外まで丁寧に見送ってくださいました。

後で石田千代さんの書かれた「次に流行る 編集部の気になるお店と商品」という記事をネットで見つけました。それによると、お店ができたのは2005年6月。近藤さんは辻調理師学校のご出身。

4杯取りはさすがに地元メディアでも取り上げら、それをきっかけに来るお客さんも増えたのだそう。今では満席のことも多いお店になっているようです。オープン過ぎの時間なので一応、数分前に電話で予約をしましたが、KAYSはラッキーでした。

うん、いいお店だ!


ヴィスコ VISCO
  ランク:A+
  電話:06ー6253ー6777
  住所:大阪市中央区東心斎橋1ー4ー23
  時間:18:00~02:00(金・土は~28:00)
  定休:
  値段:3000円位~
  場所:地下鉄・長堀橋から徒歩1分
  地図はこちら
  メニュー例:ペペロンチーノ 800円
  クレジットカード:不可
  HP:
  その他:完全禁煙


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