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こんな贅沢な旅が!~長野電鉄のワイン列車

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小田急をかつて走っていた車両がワイン列車に!


全国の列車から食堂車が次々と消えて久しくなります。遠距離の列車に乗るとお酒を飲みたくなる「呑み鉄」のKAYSにとっては、悲しいことです。

ところが、最近は、食そのものを目的としたという、全く新しいコンセプトの列車が続々と登場してきました。JR九州の「ななつ星」を嚆矢とした高級クルーズトレインは憧れますが、しょせん我々庶民には高嶺の花。でも、KAYSにも手の届くものはないかなぁ…と思っていたら、尊敬する友人のH君に、九州の様々なイベント列車を紹介した本をいただきました。昨年のこと。

見ていると、どうにかありそうなんです。我々が乗れそうな列車が…。

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ワインが美味しいのんびり号、まもなく発車です!


はて?JR九州にこんな列車があるということは、他の地域でも、食事を目的とした列車があるのでは…と調べてみると、いや、あるんですよ。これが!でも、その多くは土曜日か日曜日に営業が限定されるものがほとんど。

普段、土日に仕事があるKAY2には無理…と、指をくわえていたら…、偶然ある土曜日、仕事がオフになることになりました。

おっ、これはチャンス!ということで、調べた中で特に気になった列車。

それは長野電鉄が実施している、「北信濃ワインバレー列車~のんびり号」なんです。

長野から、温泉の町、湯田中まで、通常は50分程度の距離を、わざとゆっくりと1時間半かけてのんびりと走る特急列車(特急なのに各停よりも遅い!)。そして、中では長野県内、沿線4つのワイナリーから提供されたワインが赤白あわせて6~8種類を飲み放題!おつまみとして、あの有名な「ホテル犀北館」の総料理長が監修した地元食材を使ったランチボックスセットが…。毎週土曜日の運行です。お値段はおひとり7千円。長野県は山梨と並び、美味しい日本ワインが数多く生産されています。しかも、原産地呼称管理制度の導入など、意欲的な取り組みでも知られます。

これは良いなぁ…。

ネットでも予約できるので、KAY1と相談して決めちゃいました。

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車内に入ると、テーブルにはおつまみセットと、
プラスチックのワイングラスが2脚。


そして当日。早朝に起きて新幹線で長野まで。普段は寝坊助のKAY2も、こうした楽しいイベントとなると早朝に目が覚めるのですから現金なものです。

長野県には今までも何度も旅していますが、長野市はあまり行く機会がありません。意外と我々にとっては未知の場所だったりします。後で、実はバスを利用すれば、安上がりになること、新幹線もうまくルートを変えれば少し安く行けることもわかったのですが。まぁ、それはそれ。

早めに長野駅に到着した我々は、ひとまず善光寺参りとなり、印象深い経験をしましたが、その話はまた別の機会に。

ところで、この列車、予約しても、ネット予約の場合は、事前に切符が送られてくるわけではありません。少し心配して前日電話で予約の確認をしちゃいました。

当日、駅の窓口に行き、「ネットで申し込んだんですが…」と話せば、名前を確認して即座に切符を出してもらえます。電話で直接長野電鉄に申し込んだ場合は、事前に切符が送られてくるようです。

長野駅は地下にあります。とはいえ、地方私鉄らしい、素朴な雰囲気の駅です。そして、11時01分の発車ですから、10分前に、そこからさらに地下のホームに降りていくと…。

おお、懐かしい!小田急のロマンスカーだ!

そうなんです。この「のんびり号」に使われているのは、小田急でかつてフラッグシップだったハイデッカー車、10000系という名前の車両です。実はこの車両、現在小田急を走っているLSE車と呼ばれる一番古いロマンスカーよりもずっと後に登場したのに、こうして、小田急からは引退しています。バリアフリーに問題があったためとか。それにしても懐かしい!配色も当時のままのようです。

そして、隣には東急の見慣れた車両も。8500系ですねぇ。半蔵門線で良く乗りました。このほかにも日比谷線を走っていた営団の3000系、そして、なんとJR東日本の成田エクスプレス、253系も!鉄心をくすぐる私鉄です。

そして、この小田急の10000系、長野電鉄では4両を1編成にして運行しています。

ワインを振る舞ってもらえるのはその中の3号車のみ。他の号車のお客さんにはそのサービスはなし。むろんそちらは通常の特急料金で乗っているわけですが…。

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ひざまずいての説明にドギマギするKAYSです。
ご覧のようにネットでは満席でしたが、実に余裕の空間!


さて、乗ってみると、広い車両にボックスを8席ほど設けているようです。ちなみにこのボックスお客さんが1人でもボックスは1つを占用。相席にはしないという太っ腹な方針だそうです。そして、その真ん中のボックスをつぶして、そちらはワインをサーブする係りの人のカウンターがあります。そして、並べられたグラスとオツマミボックスを見て見ると、本日乗車するのは我々含め、3組。つまり6人のみ。

あれ?ネットの予約状況では満席だったのに…。

ふと全体を見渡して、また気付きます。車両の進行方向右側は全部空けてある。

そうなんです。実はこれだけ座席があっても、どうやら、お客さんは通路の左側席だけで、右側席は使わない。右よりも左の眺めがいいからでしょうか。あるいは、右側は陽が当たってしまうからカナ。いずれにしても、一回に乗る乗客の数は本当に限られるのですね。なんと贅沢な!逆に言えば、ゆとりはあるので、もしネット販売で、「×」が表示されていても、長野電鉄に直接電話で申し込めば、意外と予約がOKとなるのかもしれません。右側は使うこともある…とスタッフさんはおっしゃっていたので。

さて、アテンダントさんが、我々の元にやってきて、挨拶してくださり、説明も。なんとわざわざひざまづいての説明にドギマギしてしまう、気の弱いKAYSです。

そして、発車の5分前には、ワインのサービス開始!

この、わずかなフライングがうれしい、飲兵衛のKAYSです!

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手前が赤ワイン、奥が白ワイン。
そして、右手に生ビールのサーバーが!


この日は4種類のワイナリーのワインが提供されていますが、それに加え、地ビールの「志賀高原ビール」からもペールエールのタップ(生ビール)が!ワイン党であると同時にビール党でもあるKAYS、これもうれしい!

というわけで、ワイン列車なのに二人ともビールから。ほぉ、しっかりとした苦みがありながら、芳醇な香りのすてきなペールエールです。

そして食事のボックスを開けてみると…、いいですねぇ。白、赤の両方にあう洋食のつまみが詰まっています。そして小さなサンドイッチも。

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ワインに合うつまみばかり!よく考えられたメニューです。


さて、この電車のもう一つの魅力。それは沿線案内です。「おいでなし隊」と名付けられたアテンダントさんが、車窓に移る眺めの説明をしてくださるですが、これがなかなか名調子。しかも出発から到着までの長時間、ずっと事細かに案内してくださるのです。時に笑わせ、観光バスのガイドさんさながら。眺めだけでなく、鉄道のマニア心をくすぐる説明も。こうした案内を列車で受けることはあまりなく、新鮮です。「本日の運転は***。日頃慣れないスピードですが、頑張って、精一杯ゆっくり走ります!」と最初の言葉でも他のお客さんからも笑みがこぼれます。

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こんなのんびりした車窓を目にワインを…。


さぁ、ビールも飲み干し、いよいよワインに。

実は、この日提供されるワインを事前にホームページで調べたところ、その中のあるワインはなかなか手に入らないものだと言うことを知りました。これは飲んでみたい。通常は軽めのワインから始めて重いワインにと移るのが常道ですが、今回は逆。まず、その目指す重めのワインから…。

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これ、めちゃ美味しい!


これが…!すばらしい!

シャルドネでしたが、ぶどう本来の魅力も高いですが、樽香がほどよく、日本のワインとしてはあまりないタイプのバランスの良さです。驚きました。

ワイン用の高品質な葡萄の名産地でありながら、高山村にはこれまでワイナリーが無かったのだそうですが、やっと初めてできたワイナリーだそうです。小さなファミリービジネスのワイン。これはメルローもおいしいだろうなぁと、赤ワインをいただくと…。そう、見事に思ったとおり、こちらもすてきなメルローです。そもそも長野のワインはメルローで大成功した歴史があります。

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メルローもさすが!


もちろん、そのほかのワインも、美味しくて、長野のワインのすばらしさを実感しました。

途中でアテンダントさんに「遠くからもお客さんがいらっしゃるのですか?」と尋ねてみると、「つい先日、広島からこの列車に乗りに来てくださった方がいました。多分、私がお話した方では一番遠くからになりますね」

うん。ワイン好きならば、わざわざそのために遠方からっやって来る価値はある列車です。

その後、途中の古い駅舎を見学したりしながら、ゆっくりと列車は進みます。千曲川の鉄橋では、わざわざ列車を止めてくれ、しっかりと眺めを楽しませてくれます。緑がいっぱいの北信濃。そして、青空が広がります。ああ、贅沢だなぁ…。

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鉄橋ではわざわざ停車。ゆっくりと千曲川を眺めます。


ワインもすべての種類を飲み尽くし、さらに、一番気に入ったワインはおかわりし…、さらにビールをチェーサー代わりに(何という贅沢!)頼んだり。もちろん、希望すればお水もいただけます。

1時間半の旅はあっという間でした。

その後は駅に併設の温泉につかり…そこで電車の中でお話しした他のご夫婦とさらに仲良くなってお話ししたり…。

このワイン列車、昨年12月に始まったのだそうです。今まで知らなかったなんて…。もっと早く知るべきでした…と、もうリピートの事を考えているKAYSです。

ワイン好きの方にはものすごくオススメですよぉ!

ちなみに、この日の予定では、湯田中で温泉めぐりの「手形」を1,200円で買い、日帰り温泉を3軒楽しもうという計画でしたが、KAY1がどうしても小布施に行きたいというので、1時間ほどの滞在で、各駅停車に乗り、小布施まで戻ることにしたのですが…。ああ、見事なヨッパライ二人組。電車に乗って、目を閉じて…気づけばもう終点、長野まで戻っていました。(笑)

というわけで帰りの新幹線、乗車変更をして予定より2時間以上も早く帰宅となりました。

でも、今回の旅、充実感はものすごくありましたねぇ。再び訪れるのが楽しみです。で、次こそは酔っぱらいすぎないで、その後は小布施に行きましょう!

そう言えば、まもなく廃止されてしまう、KAY2の地元の三江線も、こんな企画があったら廃止されなかったかもしれませんねぇ…。江の川の車窓の眺めも、負けず劣らず素敵なのに…。(^^;)
 
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終点湯田中では駅併設の日帰り温泉に…。


北信濃ワインバレー列車特急ゆけむり「∼のんびり号∼」
  ランク:A+
  予約先:長野電鉄運輸課(026-248-6000)
      もしくは ウェブサイト「VISIT NAGANO
  運行日:毎週土曜日
  時間:11:01長野発~12:24湯田中着 
  値段:7、000円
  食事:あり(犀北館監修のおつまみセット)
  飲み物:ワイン6~8種(時期により地ビールも)
  支払い:電話の場合は銀行振込、ウェブの場合はカード可
  Homepage:こちら
  その他:完全禁煙





KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/


ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)



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Author:KAYS1998
KAYSとは二人のKAYのこと。
KAY1:くいしんぼなお姉さん
KAY2:自称「炎の料理人」
詳しくはKAYSの
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