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大阪から北へ…城崎に フルムーンパスの旅~12

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城崎駅の小さな駅舎にかかる独特の書体の看板。


4日目
新大阪(09:04)→城崎温泉(11:52) こうのとり3号 グリーン車
城崎温泉(14:35)→新大阪(17:26) こうのとり18号 グリーン車



今回の旅、フルムーンパスで新大阪を拠点に東西南北。「東」は海を越えて北海道に。「西」はこれまた海を越えて、さらに南下し鹿児島に。今日、4日目の旅は「北」です。まっすぐ日本海を目指し、城崎温泉です。

この日のスタートはゆっくり。9時4分発の「こうのとり3号」ですから、8時半に階下におりて弁当を買い乗り込むことにします。

8時にKAY1が「起きてぇ!」と声をかけますが、「あと5分」とKAY2。少々飲み過ぎたせいか眠いのです。5分後、「あと5分!」と、出発20分前にようやく起き出してくるKAY2です。それでもその時間に身繕いが終わってしまうのが男の身軽さですねぇ。

さて、ホテルの階下に降ります。いつもは目の前の新幹線の改札を通るのですが、今日は今回の旅で初めての在来線。通勤ラッシュの時間帯、ものすごい人の波をかきわけて、在来線の改札にたどり着き、ようやく中に入れました。

お弁当のお店は朝6時台から営業しているお店もありますし、この時間であれば、結構様々なお店を利用出来ます。昨夜、下見をしておいたおかげで、KAY1はタイ料理のお弁当屋さん「チャンロイ」でガッパオ弁当を買い求め、KAY2は和総菜のお店「和saiの国」で厚切りのカツサンドを。

飲み物はコンビニで…とセブンイレブンを覗くと長ぁい行列が。これはちょっと…とホームの自販機で買い求めることに。

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これが特急「こうのとり」です。


さて、始発駅ということで、9時4分発の「こうのとり3号」は10分前にはすでに扉をあけて待っています。グリーン車に入ってみますが、人っ子一人…いませんねぇ。ガラガラ。二人の完全貸し切り状態です。

3列の席で、シートも大きく立派。我々の乗る3号は287系というタイプだそうで、2011年に登場した比較的新しい車両です。車両の前方に「クモロハ286」という表示があります。「ロ」というのはグリーン車を意味します。普段グリーン車に乗ることがない我々にとってこの記号がとても新鮮に映ります。

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グリーンは三列。シートは大きめでゆったり。


発車し、淀川を渡り、ほどなく大阪駅に。ホームに行列ができています。え?この人たち、みんなこの列車を待っていた?

その通りでした。我々の貸し切り状態は新大阪から大阪まで。ここで、車内は結構な乗車率となります。6~7割くらいでしょうか?

今回の旅では、前半、福知山線を走ります。実は福知山線は本当に久しぶり。若い頃夜行の急行「だいせん」で大阪に行ったとき以来でしょうか。

それにしても、昨日までの新幹線三昧とはひと味もふた味もちがいます。

まず、客層の違い。新幹線は圧倒的にビジネスマンが多く、車内に軽い緊張感がみなぎっていました。が、「こうのとり」の車内は観光客が目立ちます。のんびりとしたムードが漂います。

列車もスピードは新幹線とくらべるとゆっくり。車窓の流れもゆったりとしており、KAY1が窓の外を指さして、あ、あれ!と叫び、KAY2が見て間に合います。写真を撮ることも!

なんというか、地に足が着いているというか、そんな旅の実感なのです。

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懐かしい山陰の風景~鉛色の空に。


阪急宝塚駅の立派なたたずまいを左の車窓に見ると、やがて、三田。電車の風景はやがて、紅葉の山並み。そして、谷川と、伯備線での山越えと同じ様な風景が見えてきます。植生も同じ感じなので、「あなたの故郷みたいね!」とKAY1。だって、近いもん!さらに途中の山越えで快晴の空が突然鉛色に。再び「あなたの故郷みたいね!」とKAY1。そりゃ、近いもの!そして、寂しげな山間の寒村を見ると、「あなたの故郷みたいね!」。だからぁ、近いしぃ、田舎なのっ!!!

「それにしてもおもしろいわね。高速でKAY2の実家に帰省するときも思うけど、本当に山を越えると、突然、空の色が鉛色になって、天気が悪くなるのよね。」

山陰というくらいなのだから、我々は日陰の民族。山陽とは180度違うのですよ。子供の頃、親戚が住む山陽側の街を訪れて、その太陽のまぶしさに、頭がクラクラしたもんねぇ。この人たち、絶対トクしている!我々山陰はソンしている!と思わずすねてしまったもの。あれからウン十年、すっかりと日向生活になれてしまっているけど、メンタリティはやっぱりいまだに日陰かもねぇ…。熊本生まれながら、福山育ちという、まさに日向の山陽で子供の頃を過ごしたKAY1の明るさと脳天気さを見て、シミジミ思うKAY2です。

福知山駅はかつて通っていたときは深夜に夜行で通過していたので、昼の様子を見たことがありません。意外と大きな街なのだなあ…とびっくり。この列車の同じホームの反対側には乗り換えに便利なように天橋立方面の特急が止まっています。

さて、お昼ごはん!

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これは満足!厚切りカツのサンド。


特急の車内でタイ料理のガッパオご飯が食べられるというのも時代の変化を感じさせるものですが、厚切りトンカツのサンド、この厚切りも、KAYSが子供の頃にはなかったような気がします。豪勢な厚切り、それにタルタルソースのような卵のソースがからまり、おいしさに感激します。車窓からの紅葉の眺めという素敵なおかずもあり、実に贅沢な食事となりました。

城崎が近づくにつれて暗い雲が見え始めます。「うわぁ、やっぱりKAY2のふるさとと一緒だぁ!」

さらに、路面を見ると雨が…。

ぬかった!

「弁当忘れても傘忘れるな」の生活信条を東京でも守り抜いているKAY2、この日に限って「降水確率20%」という気象庁を信じてしまい、持ってこなかったのです。

11時52分に到着。小じんまりした城崎温泉駅を降りると、雨、降っています。無情。晴れ男のKAY2の力も雨女KAY1の威力に負けました。

こうなると、動き回るのはふさわしくありません。さっさと温泉に入ってしまいましょう。城崎温泉には7つの温泉があり、1200円のパスを買えば、自由に出入りすることができます。

駅前の通りを歩いてみると、意外とおしゃれな若い人向けの店も多い事に気づきます。城崎というと、かなり古い町のイメージでしたが、旧来の温泉街からの脱却を試みているのかもしれません。

そして、偶然ですが、カニが解禁になって2週間。いまだにお客さんが多いのはちょうどそれもあるようです。あとでお風呂でお話をしてくださった方によると、カニ解禁の週はとんでもない込み具合になるそうです。で、彼女はその混雑が収まり始めた二週間後、つまり今くらいに毎年来るそうで、それがちょうどいいと話してくれていました。

さて、お風呂です。前述のように、城崎温泉は温泉宿のほかに7つの外湯と呼ばれる公衆浴場があります。そして、それを1日で全部回れるように「パス」を1200円で発行しています。KAYSの城崎温泉滞在は2時間半。入れたとしても2軒。無理する必要はないので、1軒だけでいいいや…と考えました。

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地蔵湯さんの建物は個性的です。


駅からもほど近い「地蔵湯」におじゃましてみました。

三階建ての立派な建物です。入り口で入湯券を求めます。1200円のパスにするかどうかを尋ねられますが、1回券と答え、1人600円を。万が一、もう1軒行くことになっても600円なら2軒でちょうど同じとふんだのですが…あとで気づきますが、7つの外湯、すべてが同額ではなかったのです。結果的にトクする機会を失ったのですが、その話は後ほど…。

故郷に温泉の多いKAY2にとっては、ひどく懐かしさを覚える公衆浴場の雰囲気です。建物は古いですが、清潔に保たれています。

休憩所で出てくる時間を決め、それぞれに脱衣所に向かいます。

男性の方は時間の平日の昼過ぎということで、なんと貸し切り状態。最初に男性が一人だけいましたが、早々に出ていってしまわれます。広い湯船に一人。むむむ。贅沢ですねぇ。

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待合室も綺麗に清掃が行き届いています。



そして、身体を洗って、湯船に身体をつけたとたん驚きます。

「熱い!」

普段、箱根や伊豆の温泉を利用していると、この温度はひどく熱く感じます。あわてて湯船を飛び出し、今度はゆっくり、ゆっくりと、身体を慣らすようにして沈めていきます。

温度は7つの外湯共通で、42度ということですが、もう少し高いのではないでしょうか?それとも外の寒さがそう感じさせるのか。皮膚を刺すような痛みを感じる熱さです。それでも、ゆっくりと慣らしていったおかげで、次第に長い時間温泉につかることができるようになりました。

大きな湯船に一人。

ああ、気持ちいい…。

この温泉は湯船が二つ。露天もなくシンプルな作りです。さすがに30分も入っていると、飽きてきました。ふむ。この分だともう1軒いけるなぁ…。

そのころ、KAY1は女湯で、近所の方とお話をしていました。KAY1、温泉にしてもプールにしても、水のあるところで、昔から、いろんな人に声をかけられる不思議な習性をもっています。この日もそうで、そばにいた女性がいろいろと親切に話しかけてくれるのです。

それによると平日午前中から昼までは地元の方がこの地蔵湯を使っているそうです。午後は観光客の方がほとんどなので、地元の人はこないとのこと。

ちなみに地元の人で一番人気があるのは「一の湯」だそうです。それにくらべると「地蔵湯」も良いのだけれど、ぬるいから…との説明にKAY1もびっくり!これでぬるいって、「一の湯」、どれだけ熱いのでしょう!?

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手前の建物から続くさとの湯さんの建物は巨大です。


さて、お湯からあがって、すぐに今度はもう1軒、時間の関係と雨のこともあるので、駅の横にある「さとの湯」さんに移動。

さて、600円…と用意していて、あれ?ここ800円。しまった!あのときパス買っておけばよかった!と後の祭りでした。

「さとの湯」、「地蔵湯」とは対照的です。足湯もあれば、露天もあり、サウナは数種類ある…まぁ、至れり尽くせりのお風呂。これなら、長時間楽しめます。さすがに、こちらはお客さんに地元の方は少ないようでした。駅もそばにあるので、もし城崎温泉で7つの外湯めぐりをするのであれば、ここを最後に持ってくれば電車の時間調整にちょうどいいでしょう。

ここでも女湯で話しかけられるKAY1、尼崎からやってきているという女性から、「アタシはこの露天が気持ちええから、いつも来る度に「さとの湯」を利用するねん…」とのこと。また、前述のカニ情報もこの女性が教えてくれたものでした。

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城崎といえばこの風景…ですね。


さて、駅を降りたときから感じたのですが、このエリアも本当に海外からのお客さんが多いのですね。観光案内所にも白人の方が英語で案内をしていらっしゃいました。お風呂で感じましたが、今時はほとんどの方がまず身体を洗ってから、湯船に。すっかりと日本のルールが浸透してきているのですね。関係者のみなさんのいままでの啓蒙の努力に感謝です。

湯上がりに休憩所で今夜の食事の相談をしたら、駅に向かいます。

駅の売店でビールとつまみでも…と見るのですが、小さな売店、残念ながらさほど品ぞろえがありません。KAY1が「通りにスーパーがあったよね!」と思い出します。そうだそうだ、あそこなら総菜も買えるぞ!ということでスーパー「ミニフレッシュ城崎店」に。覗いてみると、小さなスーパーながらお菓子などそこそこの品ぞろえがあります。お酒もありますし、もう少しお腹が空いていれば、陳列されているフライドチキンに手が伸びていたことでしょう。

帰りの「こうのとり18号」はすでにそこそこ乗客で埋まっています。来たときと同じタイプの車両で、号車、席番号ともに偶然往路と一緒です。

14時35分、城崎温泉発車。温泉帰りのお客さんでにぎやかな帰りとなります。

車窓には「山陰コンクリート」という看板が見えます。兵庫県の会社です。そうなんです。現在では山陰といえば、島根と鳥取両県を指すことが多いですが、広義の山陰は兵庫県と京都府の北部も含むのです。故郷との近さをあらためて感じます。

温泉に2つもつかり、身体が水分を渇望しています。買ってきたビールを飲んだらあっという間に睡眠という極楽に…。現実社会に舞い戻ったのは篠山口でした。そして、いままでの雨模様がウソのよう三田では夕暮れが…。

出発時は朝日の中の淀川でしたが、今はくれたあとの淀川を渡り、17時:26分、新大阪駅に。旅の出発地に戻ってきました。

ところで、今回の旅で実感していますが、座席に電源コンセントがあるのはありがたいですねぇ!本当に手持ちのカメラや、iPhone、iPad miniなどなど、あっという間に電池残量が減っていきます。それを心配することなく過ごせるのですから。

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座席の腕置きの前にあるコンセント。






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もしや

当時

福知山を深夜に通った急行は。

だいせん💺の可能性は?

小粋な城崎♨めぐり~ステキです。

本筋とはまったく関係なくて

スミマセン😢


Re:もしや

Hさま、

そうでした!「だいせん」ですぅ!

すっかり記憶が衰えがちなKAY2。ありがとうございます!

さっそく本文、直しておきました。

感謝!!!

もっと

夜行急行

もっと乗りたかったナ💧

重箱のスミ~突っつきましたm(__)m

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Author:KAYS1998
KAYSとは二人のKAYのこと。
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