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所作の美しさでも魅せる「時分時(じぶんどき)」

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大阪シリーズの7回目。

今回はワインエキスパートでもある我が友人のMちゃん、そしてソムリエ界の重鎮、Hさんの両方がオススメのお店。

もちろん、お二人のオススメということはワインの抜群においしいお店です。でも、実は、「業態」で言えば、「お好み焼き」のお店という不思議。

「時分時(じぶんどき)」さんです。

もう、名前だけで「あの名店!」とグルメの人は唸るそうですが、我々は今回の旅行で初めて知りました。大阪に旅行すると聞き、Mちゃんがわざわざメモを書いてくれたのです。

「KAY2さん、何はともあれ、このお店だけはまず行ってください!でも、予約を必ずね。私、このところ3回予約取ろうとして、毎回満席で行けなかったくらいだから…」

我々が電話をかけたときも「その日は予約で一杯で…」とおっしゃったのですが、「開店から8時まででしたらお二人さまご用意できますが…」とのこと。開店から2時間半です。お、それなら大丈夫!ということで、予約をしました。

当日はお伊勢参りの帰り。近鉄を降りて、難波から散歩も兼ねて歩きます。懐かしい薄茶色のタイルが張られたライオンズマンションの1F。

5時半、オープンとともにお店にと向かうと先客がいらっしゃいます。外から様子をうかがい、意を決してお店の中にはいっていく男性の一人客。ブロガーかレビューアーの雰囲気ですねぇ。

そして続いて我々も。

いきなりとびきりの笑顔でご夫婦が迎えてくださいます。抜群の接客とウワサには聞いていましたが、まず、その笑顔に驚きです。

そして、料理とワインの説明をご主人と奥様から。

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ワインはかなりの種類が黒板に書かれています。これ、みなグラスでいただけるもの。この日は泡も含めて17種類も!!

そして、ワインの名前の前に番号が書かれています。うん、これ合理的!KAYSは酔っ払ってろれつが回らなくなり、ワインの注文に難渋することがあります。「ゲヴュルツトラミネール」と舌を噛みそうな名前を頑張って言わなくても、「8番!」と言えばいいのですから。これなら何杯飲んでても大丈夫…、いや、飲み過ぎは注意しましょう。(-_-;)

さらに番号がふっていない「おすすめ」のワインというのが赤白ともに1種類あります。実はこのオススメワインはグラスが大ぶり。特別サービスですねぇ…。

さてさて、冒頭にこのお店の業種を「お好み焼き」屋さんと書きました。

でも、実はピカピカに磨かれたカウンターの鉄板で焼く串焼きを初めとして、実に多彩な料理が自慢。そう、普通のお好み焼き屋さんとはずいぶん違う印象です。

そういうワケで、我々、まずは名物のエビパンと串焼きの5種類盛り合わせを頼んでみました。

やわらかいエビパンに白ワインのソーヴィニヨン・ブランが優しく寄り添います。そうそう、ソーヴィニヨンブランもグラスでは2種類。どちらもフランスのものでしたたが、さわやかすっきりタイプと味わいの濃いものか、選べるところがまた嬉しいじゃないですか!

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そして串焼き盛り合わせは二人でシェアすることを意識してか、串に刺さず、皿に綺麗に盛りつけてあります。これが美しい!「和」の世界ですねぇ。

美しいといえば、ご主人、その調理を鉄板のカウンター越しに見ていると、所作の美しいこと美しいこと!これは間違いなく和食の修行経験のある人でしょう。そして、美しいだけでなく食材に対する愛情を感じさせる所作も。野菜をいつくしむように扱ったり。みなさんも、素敵な料理とワインを楽しむ以前に、まず、調理の様子を味わうことをオススメします!

そして添えるソースを作るのも、またすばらしいの一言。卵を割り、素早く熱をいれてソースを…。鉄板でのソース作り、こんなの初めて見たぞ!

串焼き、すべてがおいしかったのですが、KAY1が気に入ったのはタコ。タコのホンの少しだけ火を通した味わいが絶品。甘い!これは本当に良い素材を使っている証拠ですねぇ。ホタテに乗ったマスタードも一工夫ある味わいだし、見た目の美しさもあり、これはもはや芸術品と呼べそうな素晴らしさです。

ワインはスパークリング、白と進んできましたが、次は赤。これも、たとえばブルゴーニュがグラスで2種類から選べたりします。そして白でもう一杯というKAY1は大好きなピノグリを。

料理は次にこの日のおすすめからネギ焼き。鉄板に置かれた下仁田ネギの太さにびっくりします。しかし、これでも、幾重も皮をむいた結果だそうで、一体どれだけ太いネギだったのやら!

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そして、それを大切に大切に我が子のように扱いながら、熱をゆっくりと通します。さらに移し、例の卵のソースを添えてできあがり。香ばしいネギの香りに酔いしれます。

そして、いよいよお肉!ということで、この日は淡路牛のカイノミステーキ。こちらは長い時間かけて余熱を利用します。そして添えられたニンニクが5~6個。おお、明日匂うかなとドキッとするものの、ニンニクは牛乳(だったかな…)で下処理をしてあり、においがさほどしないとのこと。こんなところにも芸の細かさが光りますねぇ。

出てきたお肉。うーん、美しい!塩、もしくはマスタードでいただきますが、期待どおり、やわらかで繊細な味わいです。

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それにあわせていただくのはコート・デュ・ローヌ、そして本日のおすすめ赤ワイン、フィリッポ・プリミティーヴォ・ディマンドゥリア2011。コクの深さ、味わいの力強さにエレガントさをも兼ね備えた素敵なワイン。

独特の形の瓶が出てきた時に、カウンターの向こうから、「おお、プリミティーヴォや…」との声が飛んできます。途中から予約で入ってきた品のよさそうなおじいちゃんです。就活中の孫娘をつれて「久しぶりですなぁ」と元常連さんの趣です。それまでなんとなく会話が耳に入ってきていたのですが、若い頃はヨーロッパをずいぶん放浪したとか…。そして、孫娘が子供の時には一緒にイタリア旅行も。成長した孫娘を優しげに見守る上品なおじいちゃん。いったいどんな仕事をしてた人なんだろうと興味津々です。

「プリミティーヴォはおいしいからね!」と笑顔で話しかけてくれます。

いいなぁ、こんな風にお客さん同士で話ができる雰囲気があるんですよね。

7時になると、ほぼお店は満席に。それにしても客層が良いのです。楽しげな笑い声と笑顔がお店を満たしています。ご主人と奥様の笑顔がお客さんにそのまま伝わっているかのようです。こういういいお客さんに支えられているというのも、このお店の人気の秘訣かもしれませんね。

「良いお店に良いお客がつく」ということを言いますが、まさにその言葉がぴったりのお店だと思います。ま、KAYSは良い客かどうかはアヤシイですが。

ところで、最初に我々の直前に入った一人客さん、かなり食通のようで、いろいろと一人で注文し、そして、どんどん平らげていきます。見ててあっぱれ!というくらいに。お店のご主人が驚いて、「よく召し上がられますねぇ」「いや、本当はもっといけるんだけど」なんて会話が。ただ、興味深いのは、この方、一皿料理が終わるたびに必ずトイレに行くのです。おそらく、想像するに、メモを書いているのでないかなと思います。やっぱりレビューアーかもしれませんね。最近記憶が怪しいKAY2もそうすれば、もっともっと料理について書けるのに…。今度からそうしようかな…。(^^;)

さて、本日のメインディッシュ、カウンターの奥で奥様が担当していたお好み焼きがついに登場します。

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実はその翌々日、我々が大阪の師匠と呼んでいるHさんのお店に行ったとき、Hさん恒例「大阪ではこの店にぜひ!」リストをもらうことになり、「時分時に行ったんですよ」と話すと、
「ああ、行かはったんですか。まさにオススメしようとおもってたんですよ」とのこと。さらに
「あそこのお好み焼きはキャベツは1晩寝かせて水分をとばしているんです。そんなふうにいろんな工夫のあるお店でねぇ。」
「ご主人の所作が美しくて」
「そうそう、ホントに美しいですね。彼はねぇ、本当に人柄がすばらしいんですよ。」
「Hさんと同じですね!」
と、もう絶賛でした。

そのお好み焼き、本当に焼き具合といい、ソースといい、非の打ち所のない素敵な料理でした。

そして、焼きそばも頼んだのですが、これがまた絶品!ちょっとだけ火が通った新鮮なイカ。ほんの僅かに火が入るという絶妙な加減がイカの美味しさを極限まで引き出します。そして麺の食感がまた…。

7時過ぎにはお店を後にして、ホントに幸せな気分に。もの凄くいいお店です。大阪の至宝です。予約が取れないのもうなづけますが、また大阪に来たら必ず訪れたいお店。

その後は散歩。梅田まで歩き、地下鉄で新大阪へ。KAY1は駅の構内「御座候」で大判焼きを。KAY2はまたもや「だるま」で串カツの8本セットを持ち帰り…。

またもやこの日も撃沈です。(笑)


時分時
  ランク:AA
  電話:06ー6253ー1661
  住所:大阪市中央区南久宝寺4-5-11
  時間:17:30~24:00
  定休:日・祝・第三月曜日
  値段:6000円位~
  場所:地下鉄・本町駅から徒歩7分
  地図はこちら
  メニュー例:円
  クレジットカード:不可
  HP:http://michelvinjaponais.com/
  その他:完全禁煙


KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/


ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)


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