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カーペンターズの新SACDでアナログ感覚を味わう




KAY2が小学生の頃から熱烈なカーペンターズファンであることは以前もこのブログに書きました。そして、数年前、そのカーペンターズのSACDを購入し、そのマルチチャンネルの楽しさと音質の美しさに感動したことも…。(こちらこちら

SACDというのは通常のCDと違い、非常に多くの音声情報を含み、CDではカットしている帯域の音声も再生できるフォーマットのメディア形式で、いわゆるハイレゾのハシリのような存在です。

そのカーペンターズのSACD、2005年にアメリカで発売され、大変に評判を呼びました。ポップスにおけるSACDのマルチチャンネル録音としてはトップレベルとの呼び声も高く、カーペンターズファンのみならずオーディオファンの間でも人気が出たのです。日本でも大手CDショップが一時期扱っていたのですが、残念なことにまもなく販売終了。その後中古市場などで1万円以上、場合によっては3万円以上というプレミアのついた高値で取引されていますが、その値段から躊躇された方も多いと思います。

それが、今年になって国内版のSACDが発売されることになりました。楽しみにしていた方も多いのではないかなぁ。

ただ、以前のアメリカ版のSACDと比べて大きな違いがありました。

・マルチトラックではなく、2chのみの収録であること。つまりサラウンドではないのです。

・ハイブリッドではないので、通常のCDプレーヤでは再生できません。SACD対応のプレーヤーでのみ再生できます。

・人気アルバム「シングルス 1969~1973」のリマスターです。ですから、曲数が12と、以前のものに比べずいぶん少なくなっています。


という点から、残念に思われる方もいらっしゃるでしょう。KAY2もまったく別物のSACDという理解であらためて購入することになりました。

ただ、うれしいのは、

・紙ジャケット仕様。紙のボックスの中にオリジナルアルバムを復刻したジャケットが入っています。

・ライナーノーツや帯、そしてシールなど、当時のものを再現しています。


という、懐かしさがあふれる仕様になっています。お値段はちょっと張りました。4286円(税抜)。通常のSACDよりも高価です。

さて、4月23日の発売日、予約していたAMAZONから届きます。箱を開けてみると…。

丈夫な作りの紙製ボックスの中、しっかりと紙ジャケットが入っています。そしてライナーノーツも当時のアメリカ版のものを原文とともに翻訳が掲載してあります。

帯の雰囲気は懐かしいですね!オリジナルのLPレコードからすればずいぶん小さいですが、それでも当時を懐かしんで思い出に浸ることができます。

さて、肝心のSACDの音質です。今回は以前のアメリカ版のようなマルチチャンネルではありません。そうすると、2chのリマスターでカレンの声をどう扱っているかに興味がわきます。以前こちらの記事に書いたように、前回のSACDでは2ch音声は今までと大きく変わることはなかったのですが、マルチトラック音声ではカレンの声のリバーブを少なくし、アナログ時代の音に近づけたことにKAY2はものすごく感激したものです。耳にした途端「あ、懐かしい!中学生の頃に聞いていた音だ!」と。

さて、今回のCD、1曲目がかかり、カレンの声が出た瞬間に再び喜びの声を上げてしまいました。

「うわ、これこれ!やっぱりこの音だ!」

そう、懐かしいアナログ時代の音に近いのです。

カーペンターズはカレンの死後、兄のリチャードが何度も何度もリマスターをやり直しています。CDの時代になってからはその特性を生かし、高音域を強調し、非常に透明感あふれる音質になりました。カレンの声もそうです。リバーブを多めにかけ、カレンのボーカルはややオフ気味に聞こえるようにリマスターしています。今考えるとそれは時代の要請だったかもしれません。

メリハリ、透明感、そして、デジタルならではのクリスプな音質、それを最大限に活かしたリマスターを続けてきたと思うんです。でも、それは元のアナログ時代の音声とはかなり異なる印象を与えていました。それはそれで魅力的なのですが…。

それが前回のSACDマルチチャンネルのリマスター、そして今回のSACD2チャンネル音声では、ある種「原点回帰」的なリマスターを行ったと思えるんです。

アナログ的な音…それはとても温かみのある音です。カレンの声の特質というのはその透明感、つややかさとともに、やや低めの声の「温かさ」にもあると思います。デジタル時代に、その透明感を強調したものの、逆に暖かみが失われかけていたような気がします。その事に対する昔からのファンの気持ちを今回リチャードは意識したのでしょうか。

とにかく聞いていて、カレンのボーカルがとても温かく。人肌のぬくもりが伝わってくるそんな印象です。そう、本当に手を伸ばせば届くような…。距離感がぐっと縮まった感じがします。いや、何より懐かしくて懐かしくて…。そうそう、この音だったんだよ!と思わず友人知人に吹聴したくなる、そんな心躍るうれしさなんです。逆に針音がしないのが不思議で…と思った瞬間に「あ、LPじゃなくてSACDだったんだ!」と思わず錯覚していた自分に気づくくらいに。

おそらくデジタル時代になってからカーペンターズを聞き始めた方には「え?これ、ちょっと音が木訥な感じで、何だか変…」という印象を持たれるかもしれません。でも、これがアナログ時代の音だったんですよ…。とにかく聞いていて聴き疲れしない。耳に、そして脳に優しい音だと思います。

うれしいなぁ…。

聞いていると放課後、学校から戻ってきて自宅のステレオで仲良しだったY先輩と一緒にアルバムを聴いていた、その光景がまざまざと甦ります。そしてそのころの様々な思い出も。

これほど懐かしいリマスターをしてくれたリチャード・カーペンター氏に心から感謝。

というわけでこのところ我が家のSACDプレーヤーはカーペンターズの再生に大忙しです。


追記:
続編のSACD「シングルズ1974-1978」が6月25日に発売される予定だったのですが、しばらく延期となりました。






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