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他人の視線が気になる… 微笑みの術


気にしないで、車内の路線図でも眺めていればいいのですが…。


通勤途上、ふと本から顔を上げると目の前の中年の男性、じっとKAY2を見つめています。目が合い、びっくりして、目をそらします。が、相手の方、どうも視線をそらす気配なし。ずっとそのまま2~3分、KAY2をみつめたままです。

あれ、知り合いだったっけ?知り合いだったら、笑顔とまでいかなくとも、もっとやわらかい表情のはず。じゃ、乗り込む時に体がぶつかるか何かして、怒らせたのかな。だったら、怒った表情になるだろうし。おかしいな。そう、どうにも無表情なんです。

心臓がなんだかドキドキしてきて、何度かチラチラッと相手の目を見るのですが、相手は動じることなく、ずっとKAY2を見つめたまま…。

弱りました。そこで、その視線に耐えられず、席を立ち、別の車両に移動しました。

家に帰って、KAY1にその話をすると「KAY2、それは気のせいだと思うわ。お疲れね。」

うーーーん。

その1週間後、電車の中で再び視線。まったく別の若い人です。やっぱり見つめられて数分間。いくら目があっても、決してそらしてくれないのです。しかも無言で無表情。

さらに2週間後、電車の中でまたまた視線。こんども別人。女性です。

俺って、神経衰弱???KAY2の悩みが深まったある日、KAY1が一緒に乗っていたときのこと、やはり視線を感じます。しばらくして、KAY1に「また、見られていたような気がするんだけど、気のせいかな?」。KAY1、「うん、確かにじっと見られていたね。」「そうでしょ?気のせいじゃないよね。」

こんなことが最近増えました。同じ路線を使っていますが、以前は無かった事です。ここ数年増えて、いまでは1ヶ月に2~3回は体験します。

「俺って有名人になった?」

んなわけないでしょ。しがないサラリーマンなのに!とたちまちKAY1の肘鉄をくらいます。

じゃ、何で???

ある日、漫画家で突然失踪、そしてホームレスとなった吾妻ひでおさんの書かれた「失踪日記」(イースト・プレス刊)を読んでいたら、同じような体験が書かれていました。ある人がじっと見つめていて、こちらが視線を返しても、そのまま、見つめられたまま。「なぜ?」とパニックになったそうですが、後で、相手はアルコール依存症の後遺症で「コルサコフ症候群」になっていることが判明したのだそうです。この病気、眼球を動かす神経が麻痺してしまい、視線を動かすことができなくなってしまうのだそうです。なぁるほど、でも、今までKAY2を見つめていた人たち、みんながみんなコルサコフ症候群じゃないよね?

しばらくして、KAY1も同じような体験をし始めます。

そこにいたって気づきました。どうやら、一種の社会現象のようです。

相手に視線を向けると相手が気づく…、その当たり前の感覚が抜け落ちた人が増えているようなのです。そう、他人をあたかもテレビ画面を通してみているような、そんな感覚になっているようなのです。テレビゲームなどのバーチャルが世の中に浸透した結果生じた現象かもしれません。

そうなると、これは対処のしようがありません。仕方ないのですから…。

じゃ、どうしましょ。

ある日、実験をしました。

電車の中、目の前に座っている中年の男性がじっと自分を見つめています。困ったなぁ…と思いながら視線をちらちらこちらも合わせるのですが、一向に視線をはずしてくれない。じっと見つめられる。知らない人です。いやだなぁと思いながらも意を決して、視線を向けて「にこっ」と微笑んでみました。

すると…。

突然あせったような表情で、視線をずらすじゃないですか!

やった!

そうなんです。こちらも反応をしてあげればいいのです。こちらがはっきりした反応をしないから、相手も、そのまま見続けているのです。しかも「にこっ」と微笑むのは何の害もありません。トラブルにもなりにくい。解決法発見!と意気揚々。

ところが、それで安心した数日後、再び視線を感じ、何度視線を合わせてみますが目をそらしてくれないので、

よし、伝家の宝刀とばかりに「にこっ」

ところが、ツワモノ。視線をずらしてくれません。

困った!そこで、思い立ちました。さらにコミットを深めよう。

立ち上がって彼のところに行きます。ニコニコしたまま、
「あ、山本さんですよね。以前お世話になりました。その節はありがとうございました!」

と、超テキトーなことを言ってみました。

さすがに今度は目をそらせて、「いや、違います」と言ったきり、急に寝たふりをしてくれました。

無事解決。いやはや。しかし、こんなことでは朝からオジさん、ちか(疲)れたびぃ~。

それにしても、世の中、どうなっちゃったんでしょ。

追記(2012年8月)
その後「僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫)」という本を読んでいて、ある種の自閉症で、目が合っても視線をそらすことが苦手な方がいらっしゃることがわかりました。そうなると、上記の対象方法ではなく、眠ったふりをするなどして、見られていることを意識して忘れるようにした方がいいのかもしれませんね。


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