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飲んでみた「別れのワイン」~刑事コロンボ





KAY2が子供の頃夢中で観たアメリカのミステリー・ドラマ「刑事コロンボ」。最近NHKで完全版と銘打ったノーカット版を放送していますね。

全部でかなりの本数が制作、放送されていますが、この中でKAY2がもっとも好きなストーリー、それが「別れのワイン」です。

KAY2がワイン好き(永遠の素人で知識はありませんが)になったのもこのドラマのせいかもしれません。

「超」簡単に(100字程度で!)ストーリーを説明すると…

ワイナリー経営者がワインを愛するあまり、自分の弟を殺す。完全犯罪と思われた事件だったが、コロンボは自らワインを勉強し、最後はその知識で犯人を自白に追い込む。それも、犯人の類い希なるワイン鑑定能力を利用して…。

うーん、我ながら乱暴な説明ですねぇ。(^^;)

ミステリーとしても非常におもしろいのですが、犯人、エイドリアン・カッシーニ氏とコロンボとの間に芽生える友情…、そして最後のシーン。コロンボが自分の車で彼を警察に連れて行く途中、彼が愛したワイナリーの前で車を停め、ワインのボトルをグラスとともに手渡します。いまでは滅多に見ることのないワラで包まれたワインです。ラベルを見たカッシーニ氏がコロンボに言います。「モンテフィアスコーネ、最高のデザートワインだ。それに別れの宴にもふさわしい。よく勉強されましたな…」「ありがとう。何よりもうれしいお褒めの言葉です。」

本当は犯罪など犯すつもりはなかった。しかし、自分の育て上げてきたワイナリーがワインに無理解で遊び好きな弟によって葬り去られて(売却されて)しまう…その大きな怒りがもたらした突発的な犯行でした。コロンボ自身もそのことを理解しており、彼に対する態度は終始、尊敬と慈愛にみちたものでした。シリーズの中でもとても珍しい犯人と刑事の関係です。

そして最高傑作と言われる所以はたぶん、上記、最後のシーン。何度見ても、ほろりとさせられます。

で、今回の再放送を見ていて、ふと子供の頃に願ったことを思いました。

「モンテフィアスコーネってどんな味だろう…飲んでみたい!」

子供でしたから、アルコールは御法度。これは不可能な願いでした。大人になってから何度か繰り返しビデオで見ましたが、その頃は、たぶん値段が…と思い、あきらめていました。

が、今やネットの時代。ちょっと値段を調べてみることにしました。

で、「モンテフィアスコーネ」で検索してみると…。

ありゃ、びっくり! 

まずこの銘柄、今では別の名前で知られているんですねぇ。しかもそれは財布の中身が常にさびしいKAYSも飲んだことのある安いものでした。

「EST! EST!! EST!!!」

うっそー。これなら千歳烏山の料理店で「これなら飲んでも財布、大丈夫だよね」と言ってもう10年以上前にKAY1と一緒に飲んだ記憶があります。お店で2500円くらい。ということは酒屋で買えば1200円くらい。変わった名前ですし、そのおもしろい由来も記憶に残っています(興味ある方はネットで調べてみてください)。

でも待てよ、あれって、とってもさわやかな辛口のワインだった印象が。ネットの説明を読んでも、みな「辛口」となっています。デザートワインで辛口ですかぁ?あれれれれ???

そこでさらに検索をかけていくと…。

ありました。1種類だけ甘口が。

イタリアワインって、同じ名称でも超辛口から甘口までバラエティに富むのだそうです。ふーん、知らなかった。

気がついたら「ぽち」。ワンワン。(^^;)

翌々日には「ぐび」。

飲んじゃいました。あっという間に。だって、子供の頃から何十年も気になっていたワインなんです。

注文してから届くまでの2日間、久々にわくわくしました。

で、味ですが、ティスティング能力なんて皆無のKAYS。印象を上手に書くことは不可能です。

が、若い頃に一度飲んだことのある貴腐ブドウワインのような独特の香りで、それでいてさわやかな甘さです。干しぶどうや干しイチジクなどをつまみながら飲むといいかなぁ。うん、もちろんそのまま飲んでもおいしいです。

これならデザートワインとしても大丈夫なような気がします。カッシーニ氏が言っていたように「最高のデザートワイン」かどうかはわかりません。逆に値段が安いワインだからこそ「すべてを無にしてしまった自分の最後にふさわしい」というような皮肉も込めていたのかもしれませんが…。深読みがいろいろできるのがコロンボのストーリーのおもしろさですから。

というわけで、子供の頃の願いが数十年ぶりにかなった体験でした。


ところでタイトルの「別れのワイン」、英語タイトルは「ANY OLD PORT IN A STORM」です。

ということは、実は最後の「モンテフィアスコーネ」ではなく、犯人を追い詰める決め手となったポルト酒(温度によってわずかに変質していた…しかもそのことがティスティングでわかるのは犯人を含めて世界で数人!)が本来の英語版では「タイトルの」ワインということになるのですね。

が、まぁ、「モンテフィアスコーネ」はきわめて印象的な使われ方をしていましたから…。(^^)

それにそのポルト酒、「フェレイラ・ヴィンテージ・ポルト 1945年」。高価すぎて一生飲めることはないでしょうし…。





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はじめまして

「別れのワイン」についてネットを見ていてこの記事を
偶然見つけ、拝読しました。
私もこの作品についてちょっと書いたことがあり
(内容はワインとは関係ありませんが)、
トラックバックさせていただこうと思ったのですが
うまくいかないので、このコメント欄にて紹介させてください。

http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/2006-12-18

さて、「コロンボ」が最初に日本で放送されたとき、
中学生だった私は二見書房から出ている小説版
(翻訳となっていたが、実際にはストーリーにそって
最初から日本人が書いていたもののようです)も
ほとんど全部買って読んでいたのですが、
この「別れのワイン」のラストシーンのワインは
お書きになっている「エスト!エスト!!エスト!!!」に
なっていました(名前が面白いので印象に残り覚えました)。

大人になった時、このワインを見つけて「本当にあるんだ!」
と驚いたことを今も覚えています。


Re:はじめまして

子守男さん、

はじめまして!子守男さんのブログ、さっそく訪ねてみましたが、素敵ですね。英語に関してのお話の数々、とても参考になります。Any old port...僕のブログでの説明は乱暴なモノだったので、「ぜひ子守男さんの記事を参考にしてください」と、みなさんに言いたいですね。あ、トラックバック、ぜひこちらからもぜひさせてください!

二見書房の小説版は僕も何冊か持っていましたが、「別れのワイン」はなく、「エスト!エスト!!エスト!!!」!になっていたということは知りませんでした。そうなると当時、すでに日本でもこの名称が知られていたということなんですねぇ。

そういえば、あの番組の日本語版では「シャブリ」が「シャブリス」、「ブルゴーニュ」が「バーガンディ」などなど用語も日本では今となってはあまり使われない古い言い方が使われたような記憶があります。時代を感じさせるものでした。

いずれにしても、「別れのワイン」は思い出深い作品です…。(^^)






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