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グランクラスで東京へ フルムーンパスの旅~19

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やっぱりこのシートは凄い!


「あのぉ、KAYSさん、フルムーンパスの旅シリーズ、尻切れトンボになっていません?」

あ、そうでした!最終目的地の金沢到着を書いたら、もう、すっかり終わった気分になっちゃって!すみませんねぇ。では、あと2回分ありますので、続けます。


7日目
金沢(11:56)→東京(14:52) はくたか562号 グランクラス
東京(15:15)→新宿(15:28) かいじ113号 グリーン車



ついにやってきた旅行の最終日、この日ホテルは12時のチェックアウト。ですから、ゆっくりと9時頃、起き出して来ます。少し早く起きたKAY1は近所の散歩に。そして、KAY2は眠い目をこすりながら、コーヒーを飲み、旅行の記録をまとめます。

部屋に戻ってきたKAY1、「お腹空いた!」と叫びます。いつもハングリー精神に溢れる女性です…って、意味が違う?

先日、KAY1が酒に酔った勢いで「カップヌードル食べたい!」と買ったのに、部屋に帰ったとたんに酔いつぶれて、食べずにいたのを思い出します。そこで、鞄から出してきて、お湯をわかし…。何年ぶりでしょうか。カップヌードル。こうした旅の〆にはなんとなく、カレーとか、ラーメンとか、そういうチープな日常の食べ物を欲するのですねぇ…、なぜか。

その後、簡単に荷造りをして、部屋を出ます。新幹線乗車の20分前。ホテルが駅直結だと本当に楽です。

「はくたか562号」。最後尾の12号車がグランクラス。旅の最後にと、これも、本来は「フルムーンパス」では乗車券部分しかサービスに含まれません。したがって、特急料金、グランクラス料金と必要になりますので、かなり高額な出費となりますが、行き帰りの贅沢。しかも北海道新幹線とはまた少し違うサービスを受けてみたい!という思いで乗車したのです。

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和のデザインが印象的!


乗ってみるとまず車両のデザインの違いに「なるほど!」。加賀の伝統工芸のイメージがそこかしこに。そして、グランクラスの内装も落ち着いた色合いです。

軽食サービスもまた、行きの北海道新幹線と同様、和軽食は地元の和食店によるもの。そして、洋軽食はNREによるサンドイッチです。ビールとワインも同一です。スパークリングのみ、梅酒のスパークリングとなっている点が異なります。

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梅酒のスパークリング、美味しくておかわりを!


さて、グリーン車では変な人(ある種迷惑な方々)に出会う確率が高いというお話を以前しましたが、グランクラスでもそれは同様です。今回も妙なクセを持たれる方が複数いらっしゃいました。ま、KAY2だって、相当に変な人ではありますが…。

お一人はやたらと新聞をくしゃくしゃと音を立てながら読まれる方で、1時間近く、ずっと新聞を丸めたり、ほどいたり…。読んでおられるというより、新聞をクシャクシャに丸めるという行為に夢中になっていらっしゃるような不思議な方でした。

もうお一人は顔をタオルで隠しながらキョロキョロと不審な動きをされる方…。不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、KAYS的には、うーん、面白い!

グランクラスは人間動物園的な、興味深い空間です。空間が広く取られているから余計に、その人の行動が目立つというのは意外でした。でも、面白い!旅行というのはそもそも人間観察。不思議な人がいればいるほど旅としては充実するというもの。そして、それを求めて非日常を移動するのが旅の醍醐味。

若い頃の自分だったら「ウルサイオッサンやなぁ。静かにしてんかぁ…」と自分自身が快適な旅でないと文句を言っていたのですが、歳をとってくると、旅に快適さを求めるのはお門違いではないか…。そう思えるようになったのです。もちろんビジネスで旅をされる方は快適さが必要でしょうが…。こうして経験を重ねてくると、誤解をあえて恐れずに言えば、静けさや快適さを求める方はグリーンよりも、かえって普通の指定席の方が快適かもしれませんよ。(笑)

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鴨のオレンジソースはワインにぴったり!


3時間着で東京到着。やっぱり旅行時間としては短い!グランクラス、もっと乗っていたい!!と思いますねぇ。

そして、いよいよ本当に最後、東京~新宿まで、「かいじ113号」のグリーン車で…。わずか13分の乗車で、そそくさと新宿で降り立つ我々を他のお客さん達は不思議そうな顔で見ていました。乗り間違えたんだな…そう思ったに違いありません。ま、そりゃそうですよね!(笑)

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かいじで新宿到着。新宿で降りるのは我々だけ!





KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/


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徹夜仕事明けの贅沢~箱根で温泉とビュッフェ

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素敵な料理をほんの少しずつ…の楽しみ。


徹夜仕事が終わった日曜日早朝。毎週のことですが、開放感でいっぱいです。

十数時間、徹夜でぶっ通し働いた後なので、若い頃のようにそのまま1日遊ぶというのは、もう50代のこの年齢では不可能。

ですから、出来ることはといえば、限られます。

このブログに今まで何度か書いてきたように、渋谷にある朝からやっている居酒屋で一杯飲んで帰るのも幸せ。あるいは高尾山まで足を伸ばして温泉(極楽湯)に入って帰るのも幸せ。仙川まで戻り、「ゆけむりの里」に行くのも楽しいですし、自宅でコンビニで買った総菜とワインというのも幸せ、いずれにしても、最高に幸せな瞬間。

あるとき、高尾山口駅直結の温泉につかりながら、ふと思います。

どうせここまで温泉につかりに来るのなら、箱根に行っても同じかなぁ…。

そう、電車で新宿から1時間かけて高尾山口に来るのも、1時間半かけてロマンスカーで箱根湯本まで行くのも、仕事の完徹明けですから結局は車中寝てしまうわけで、そうなると、箱根まで足を伸ばすのもそれほど、体への負担は変わりないように思います。

幸い、箱根湯本には以前電車書斎に関する記事でも書いた、古風ながらも素敵な日帰り温泉「和泉」があります(こちら)。日曜日の午前中は空いているはず。

さらに…、以前訪れたときに気になっていた、駅そばの「富士屋ホテル」。ランチにビュッフェをやっており、以前ふらっと立ち寄った時にポスターを見て気になりました。比較的嗅覚のきくKAYS。ネットで実際に調べてみたら、この評判がすごくいいのです。そうなると、あとは実行に移すのみ。

小田急のロマンスカーのチケットをとるのは楽です。「ロマンスカー@クラブ」というサイトに無料の会員登録さえすれば、オンラインで予約がとれます。しかも、画面で好きな席を選ぶこともできます。さっそくアクセスしてみると、旅行のピークシーズンを外していることもありますし、2日後、日曜朝の新宿発はまだ余裕があります。そこで、席を予約。

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乗り心地の良い特急、「EXE」です。


さらに、温泉もホームページで臨時休業がないかを確かめ、営業時間を再確認。

さらに富士屋ホテルにも電話をかけ、ランチの予約をしておきます。

旅の旅程はこうなります。

08:30(新宿発)→09:53(箱根湯本着) はこね71号 EXE
10:00~11:00 温泉「和泉」
11:00~11:30 湯本を散歩
11:30~13:30 富士屋ホテルでランチビュッフェ
13:30~14:10 駅に移動し、土産物を物色
14:21(箱根湯本発)→15:58(新宿着) はこね26号 VSE


さて、当日。座席に多少の余裕はあるとはいえ、新宿駅のロマンスカー発着ホームは結構な人で賑わっています。そして、やはり外国人観光客が多いようで、みなさん、大きなスーツケースを引きずっています。

EXEと呼ばれる車両は小田急の特急では一番人気のない車両なので、他の特急に比べれば空席が目立ちます。でも実はKAYSは嫌いではありません。というのも、シートがしっかりと深く、他のロマンスカーに比べ、圧倒的に座り心地が良いのです。眠るにはピッタリ!(この春から一部、「EXE α(アルファ)」というリニューアル車が走り始めています。一度乗って乗り心地を試してみたいものですね)

我々の大好きな「おだむすび」とお茶を買い込んで乗車。発車とともに、いただき、すぐにKAY2は眠りにつきます。

気がつくと、すでに電車は小田原に近づいています。途中、他のお客さんたちの賑やかな声で眠れないことも想定し、ヘッドホンを持ってきていました。これで静かな音楽を聴きながら眠りにつくというわけですが、狙い通り、1時間近く熟睡したことになります。

ほどなく箱根湯本に。うん、これは「超」楽ちんな旅ですねぇ。乗り換えがないというのは実に気が楽です。普段の京王線で高尾に行くのと実際、そう変わらない。いや、京王線では普通の通勤用ロングシートですが、ロマンスカーなら、ゆったりとリクライニングで座れますから楽です。

時間もまだ10時前。ホテルのチェックアウトをしたお客さんで駅周辺がごった返す前。日中は混雑する湯本の歩道も、さほどでもなく、すぐに最初の目的地、日帰り温泉に到着。

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いかにも「昭和」ですが、素敵なお湯が楽しめます。


「和泉」は古い「ザ・昭和」的な建物ですが、清潔に掃除され、居心地の良さは今までの体験から折り紙付き。以前一緒に来たKAY2の母、島根県の石見地方に暮らし、温泉が周囲に沢山あり、日常入り慣れているはずですが、彼女も気に入った温泉です。小さいですし、食事処もない素朴な施設ですが、なんといっても、その透明で肌にやさしいお湯は、少し入っただけでも、肌がすべすべに…。まさに美人湯です。湯上がりのKAY1も美人に見えます、あっ、いえ、いつも美人ですが、より美人に見えます…と、この小さな配慮が夫婦関係の潤滑油。(笑)

この日は奇跡的に、男湯も女湯も1時間、ずっと貸し切り状態でした。こんなこともあるのですねぇ。日曜日の朝一番、良いものです。

そして、風呂上がり、ゆっくりと街を散策し、「湯本富士屋」ホテルに。

丘の上にあるホテルは大きな施設です。階段を上っていっても良いのですが、徹夜勤務明けだとついつい楽したい…と、エレベーターに乗ってしまいます。

こんな時間でも屋外エレベーターはホテルのロビーに向かう人で満員。みなさん、もしかしてビュッフェ?と思います。事前に調べたときに知ったのですが、このビュッフェ、本当に評判がいいのです。そして、予約が直前になると満員で取れなくなることもよくあるそうです。

ビュッフェ会場であるロビー奥にある「姫沙羅」というレストラン、夜は和食のお店です。昼だけ、中華と洋食を加えたビュッフェをサービスしているのです。到着したのはビュッフェ開始の10分前でしたが、入口から相当な行列が出来ているのに驚きます。

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こんなに並びます!


一緒に並んでオープンを待ってもいいのですが、ここでも徹夜明けの体。ま、いいか…とソファに座り込み、待ちます。

そして、いよいよ開店。

ところが、この行列、なかなか進まないのです。グループごとに名前を確認して、案内していくのですが、結構時間がかかります。やがて立ち上がって、列の最後についた我々がお店の中のテーブルについたのはすでに15分が経過したころでした。そして、見渡してみると、すでにいくつかのお皿は空っぽに!

一瞬KAY1の表情がこわばります。

まぁまぁ、どうせ補充されるから!とのんびり屋のKAY2。

そうなんです。すぐに空になったお皿にはまもなく再び料理が並び…ということで、皆さんもご利用の際にはご安心ください。(^^)

一人2,900円のランチビュッフェというのはホテルのビュッフェとしては決して高いわけではありません。しかし、こうしたホテルの立派な料理を前にしてみると、うん、これはちょっと贅沢で良いねぇ…と思えるのです。そして、我々、年をとったせいか、以前ほどビュッフェで「満腹したい!」という思いはありません。むしろ、美味しい料理をちょっとずつ楽しみたいという風に嗜好が変わってきています。そんなとき、和洋中がそろった、ホテルのビュッフェというのはありがたいですし、それがまた、それぞれにしっかりとした調理をされた料理であれば、また、楽しみも格別。

そして、何と言ってもワイン!

いや、これはちょっと贅沢過ぎるのですが…、グラスのワインをいただくことにします。湯本富士屋ホテル、驚いた事にワインはあの勝沼醸造のものを赤と白、グラスで用意しているんです。これは結構通好みですねぇ。

すると、ワインと色々な料理を試してみると、「あ、これは合うね!」「え、この料理と赤ワインが合うの?」何て感じで、まるでワインの勉強会のような楽しみ方が!ワインは種類は選べませんが、どんな料理が赤に合い、どんな料理が白に合うのかという実験ができてしまいます。たとえば鰹のタタキ、魚とは言え、その味わいから下手な白ワインだと臭みがでたり、負けたりしてしまいます。むしろ軽めの赤が良いと言われます。実際、マスカットベイリーAなどで出来た「アルガーノ・クラン」は重すぎず、ぴったりと合います。こういう組み合わせ、我が家では冒険でなかなか出来ないのですが、こうして、ビュッフェでは料理も実験感覚で少しだけ取ってくればいいので、気軽に試してみることが出来ます。

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鰹のタタキに赤ワイン。


そんなこんなでいろんな料理とワインの組み合わせを試して1時間半、楽しかった!そう、ビュッフェは手軽なワインスクール!

そしてお腹が一杯になったところで、お会計をすませ、ゆっくりと駅に向かいます。駅では土産や弁当を色々と眺めて時間をつぶし、ロマンスカー、「はこね26号」に乗り込みます。一番人気のVSEという白い車両。一番後ろの車両。展望席こそとれませんでしたが、それに準じるようなすぐ後ろの席が空いていたので、眺めをそれなりに楽しむことが出来ました…と言いたいのですが、徹夜明け。またもや爆睡。気がつくと、すでに多摩川を渡り、東京都内に。

なんだか、すごく贅沢な徹夜明け…。

みなさんも、徹夜明けといわず、普段の日曜日にいかがでしょう?


和泉(早雲足洗の湯~箱根湯本)
  ランク:A+
  電話:0460-85-5361
  住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本657
  時間:11:00~21:00(土日祝は10:00~)
     土日祝のみ上記に加え、17:00~20:00(LO)
  定休:火曜日、および12月31日、1月1日
  但し月によっては月曜日が休館日になったり火曜日が営業日
  になる場合があります。HPにはその月の営業についてのお知
  らせがありますので、ぜひご確認ください。

  値段:大人 1、250円(平日はHPのクーポン利用で1050円)
  場所:
  地図はこちら
  公式HP:こちら
  その他:

湯本富士屋ホテル~姫沙羅
  ランク:A+
  電話:0460-85-6111
  住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本256-1
  時間:ランチ営業は11:30~14:00
  定休:無し
  値段:大人2,900円
  場所:箱根湯本駅より徒歩5分
  地図はこちら
  メニュー例:生ビール 720円
  クレジットカード:可
  HP:http://www.yumotofujiya.jp/dayplan/lunchbuffet/index.html
  その他:完全禁煙





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3連続フレンチ フルムーンパスの旅~18

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このお店にノックアウトされたKAYS


20年振りの金沢。その町の変貌ぶりに驚きます。まず巨大な駅舎に驚きましたが、駅前に並ぶビルの数々も。えっと、ここ、どこでっしゃろ?金沢?ほんまかいな?というぐらい。

巨大な地下のスペースにも圧倒されます。しかし、そこには北鉄の駅。そこで懐かしい井の頭線の車両に出会った瞬間、ちょっと心が和みます。

すごい人の波。あちらこちらから外国語の会話が聞こえてくるのはこちらも同じです。

駅のみどりの窓口も長蛇の列。ただ、見ていると、窓口の数も多いので、行列も比較的スムーズに流れており、待ち時間はそれほどでもないようです。

駅構内のおみやげ物屋さんが並ぶ百番街もすごい人。最初、金沢駅に降りたって、このおみやげ物屋さんの人の群れを見て、どうしようと案じていましたが、実はその後近江町市場に向かい散歩しましたが、その際、向かいにある黒門小路に入ると比較的空いており、こちらで快適におみやげの買い物ができました。

その近江町市場のにぎわいにも圧倒されました。そう、今日は土曜日。紅葉のシーズンですし、カニも解禁され、観光客も多いはずです。

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のどぐろって、山陰地方の言い方だったよね。
確か20年前の金沢の記憶ではアカムツと呼んでいたような…。


さて、ホテルに戻って、しばらく旅の記録を書いたり、本を読んだりしながら数時間を過ごします。

そして、いよいよ今回の旅のフィニッシュを飾るお店に。KAYS、生まれて初めてフレンチ3連チャンの夜です。そう、フレンチの名店、「ビストロ・デ・ラ・コンティ」。

夕方6時の予約ということで、お店に入ると、他にお客さんはまだいない様子。シェフ自らが案内してくださいます。お店の中は狭い通路が入り組んでおり、まるで迷路のよう。そしてその先に通されたのは二人だけの小部屋のような空間!部屋には様々なワインに関するオブジェ、ボトル、壁一面のエチケットなど、ワイン好きにはたまらない空間です。オレンジ色に塗られた電球がムードを高め、さらにBGMのエディット・ピアフが、「ここはどこ?的」雰囲気を醸し出しています。小さな手作り感満載の、夢の中の世界のようなお店です。

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この雰囲気!


「東京からですか?それとも大阪」と尋ねられます。新幹線が開通した今、金沢ならではの旅人への質問です。窮して「両方です!」と思わず答えてしまいます。

そう、金沢、大阪圏からだけでなく東京圏からも気軽に観光客が訪れる場所となったのですね。しかも、このお店、実は東京にはもう存在しないような古いヴィンテージ(バックヴィンテージと呼ぶ方もいらっしゃいます)のワインがたくさん在庫として置かれていることでも有名。そのために東京からワインファンが訪れるお店でもあるのです。

お店は「ワイン居酒屋」を標榜していることもあり、気軽にワインバーとしても利用してほしいという店主の願いから、カウンターでのおひとりの客も大丈夫なようです。

ちなみにシェフのブログ、かなりハッキリした個性の持ち主の方らしく、読んでいると爽快な気分に。「クリスマスディナー、やりません」「おまかせコース、やりません。ほかの店でどうぞ」「ボージョレーヌーボー、取り扱いません」云々。いいなぁ、この潔さ。

さて、シェフ、お顔も雰囲気も我々が大好きな「シラノ・ド・ベルジュラック」の加藤シェフそっくりなのに、まずビックリします。これは…と後に料理を見ると、その方向性もかなり似ているのに再びビックリ。

このお店では料理1皿のポーションが半端でなく大きいという評判です。我々、食べきれるかなぁ…。そこで、シェフに相談してみると、前菜は1つ、メインを2品というくらいでちょうど良さそうです。

前菜は肉のオードブルの盛り合わせ…。少し恐れをなして、「食べきれますか?」「大丈夫ですよ。大したことありません」との言葉に安心します。

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ワインのリストは小さな文字がびっしりと…


そしてワイン。1本で最後までいきたいのですが、と相談すると、「お客様のメインのお肉も白ワインで軽い味わいですから、最後まで白1本で良いと思います。」そしてメニューを指さし、「こちらなら良いと思います。この2008年はもうすでに出しているお店も他にはないでしょうし」と指したのはブルゴーニュ・ブラン(シャルドネ)。「マルキ・ダンジェルヴィーユ Domaine Marquis D'Angerville(6,580円)」 というヴォルネイの老舗である作り手さんのもの。

テイスティングしてみると、ふわっと香りが立ち上り、しっかりした酸味が印象的です。8年前の白ワインとは思えない力強さ。これは美味しいですね!お肉料理にもバッチリという印象です。

「ワインはどうぞご自由におつぎください」と置いていってくれます。呑兵衛である我々、ついついグラスが空になるのが早くて。よく気づくソムリエさんならいいのですが、そうでないときはやきもきしてしまうもの。任されると嬉しいですね。

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8年前のシャルドネ。美味しい!


ほどなく出てきた「肉のオードブルの盛り合わせ(1,980円)」。生ハム、サラミ、フォアグラのパテ、鶏レバームースののったバゲット、自家製ハムが所狭しと並べられています。う~~~~ん、「大したことありません」どころか、大したもんです。分量はしっかりと多いです!しかし、自家製のハムなど、美味しくて、気がつくとぺろっと平らげてしまいます。

そして次にお魚。「すずきのポワレ(2,190円)」。これもびっくり。すずきの身の分量が…普通の3倍はありそう。そして、その下に敷かれた野菜の美味しさ。特にサツマイモのほっこりとした感触に、嬉しくなります。バターソースの味も、しっかりとして美味しい。

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お魚の大きさにまたびっくり!


さらにメインのお肉。「能登豚ロースのポワレ(2,190円)」、ぶっ、ぶ厚い!

白ワインで蒸しており、パン粉(アーモンドクルート)にしみたやや酸味のある味わいがまさに、年月を経て熟成したブルゴーニュ・シャルドネにぴったりと寄り添います。

思うにシェフ、ご自身が本当に料理好きなのでしょうね!そうでなければ、こんなに素材&客に愛情一杯の料理は出てこないでしょう。

いや、もうお腹いっぱいです。そして会計をして、あらためてこのコストパフォーマンスに驚きます。これは凄いお店ですねぇ…。

この日、シェフが厨房に入られてから後、サーブし下さったのは初々しい青年でした。お話ししてみると、なんと大学生のバイトさん。しかも今日が初日!ういういしさは別としても、しっかりとサービスをこなしていました。思わず「頑張ってね!」と声をかけてしまいたくなる素直な青年で、好感を持てました。

お店を出てホテルまでの夜道は、昼間とは全く印象が違います。様々な飲食店が目立ち、なかなかに魅惑的です。ああ、この店も、あ、あちらの店も…とついいついお店の入口で立ち止まってしまいます。ちなみに「レストラン・エンヌ」、日本ワイン専門の「ZAWAMON」さんなどが特に気になりました。あと、おでんのお店が多いのも金沢の特長でしょうか。おかげで、ホテルまで帰るのにずいぶんと時間がかかってしまいました。(笑)

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お肉もこの通り!お腹も心も満たされます。



ビストロ・デ・ラ・コンティ
  ランク:A+
  電話:076-255-3418
  住所:石川県金沢市玉川町5-4
  時間:18:00~23:00
  定休:日曜日、第1月曜日
  値段:4、000円位~
  場所:金沢駅より徒歩15分 武蔵ヶ辻、南町のバス停より徒歩5分
  地図はこちら
  メニュー例:天然真鯛のポワレ 2190円
  クレジットカード:可
  HP:http://la-conti.com/
  ブログ:http://la-conti1998.jugem.jp/
  その他:完全禁煙






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サンダーバードで金沢へ フルムーンパスの旅~17

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サンダーバードが入線!



6日目
新大阪(10:46)→(13:17)金沢 サンダーバード17号 グリーン車



大阪を離れる日になりました。朝はゆっくりと9時過ぎに起きてきます。本日10:46発のサンダーバード17号で金沢に行く日です。

昨夜飲み過ぎて、目が腫れているKAY2です。その目をこすりながら、準備。考えてみるとホテルのチェックアウト時間が12時までOKなので、もっと遅いサンダーバードにしても良かったのですが…。

荷造りを手早くすませ、10時過ぎにホテルを出ます。

今日は車内で弁当を食べようと思っているので、駅弁を買おうと、「旅弁当」を覗いてみます。が、前日にチェックしてお目当ての「くまモンのごちそう弁当」が入荷待ち。神戸松蔭女子学院大学の学生さんのアイディアを淡路屋さんが実現したというもの。食べたかったなぁ…。


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鶏太郎は心強い味方です。


そこで駅ナカに入り、「エキマルシェ新大阪」に。こちらでも弁当売場をのぞいてみますが、混雑ぶりにおそれをなしてしまいます。さらに、KAY1が「ひっぱりだこ、また今日も食べたいなぁ…」とつぶやきます。でも、残念ながら売り切れ。「だったら、この前、城崎に行ったときのタイ料理の弁当、今日も食べたい!」とのことで、「チャンロイ」に向かいます。今回も再び「カッパオ」を。その数件先には「鶏太郎」があるのを見つけ、KAY2は1,100円の「そぼろ弁当」を。「お作りするのに3分ほど時間いただきます!」うれしいですね。暖かい弁当が食べられるのですから。KAY2の次に頼んでいた人は「4~5分時間をいただきます…」。次々にお客さんが来るのですから、ガラスの向こうの厨房は大忙しです。

そして弁当を抱えた二人の正面に「淡路屋」さんの弁当コーナーが。そして、「ひっぱりだこ弁当」が山積みに…。ああ、ここにあったか!

ホームの待合室に腰をおろします。サンダーバード、お隣の大阪駅が始発。到着時間まで待ちます。誰もいないイスにおみやげの紙袋が。誰かが場所取りをしているのかなぁと最初は思ったのですが、ついに最後まで取りに来ず。結局忘れ物のようです。おみやげ、忘れてきっと持ち主は慌てていることでしょう。今回の我々の旅行、昨日の財布といい、よく忘れ物に出会う旅です。おまけに最後は自分たちも忘れものをしてしまうのですから…。あ、その話はまた後日。

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電光掲示板にサンダーバードの文字が。
運行本数の多さがわかります。


我々が乗り込むのはサンダーバード17号です。サンダーバード1号から5号まではテレビの人気人形劇でよく見てましたが、17号は初めてです…というボケはやめましょうね。(笑)

数分遅れでやってきます。「サンダーバードっていう名前にあこがれて、一度乗りたかったの。珍しいネーミングよね」とうれしそうなKAY1。KAY2が夢を打ち砕くような一言を。「もともと特急「雷鳥」だよ。それを英語にしただけやんか。」「え?そうなの?ウソ!雷鳥って、昔の特急よね。それの名前が変わっただけやったん?」と悔しそうです。大阪滞在も4日目になると、夫婦の会話にも関西風のイントネーションが入ってきます。不思議なものです。

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サンダーバードのグリーン座席。


サンダーバードの車内、JR西日本が昨年よりサービス向上につとめているようで(こちら)、座席やトイレの改善、電源の増設などに取り組んでおり、グリーン車は全席電源あり。昨日のようなきわどい思いをしなくてすみます。また、廊下には不思議なガラス扉のスペースが。人が一人入れるくらい。表示を見ると携帯電話でお話しする場合にお使いくださいとあります。なるほど…これは知っておくと便利なスペースですね。

車両の全面壁にある形式番号。「クロ683-4511」、再び系式クイズということでKAY1をいろいろといじくります。さらに、交流直流などのマメ知識も。「ふーん」と言いながら頷いているKAY1、どこまで興味をもってくれているやら。

京都では停車したのが0番線。「ねね、なんで0番線なんてあるの?」という質問に丁寧に答えるKAY2です。


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車窓!紅葉がちらほらと…。


やがて、電車は湖西線に入ります。いつもは新幹線でちらっとだけ琵琶湖が見えますが、今日は、琵琶湖の反対側から、しかも、新幹線とちがい、湖をしっかりと見ることができます。車窓を眺めて数十分、本当に飽きることがありません。

車内のアナウンスで、右に琵琶湖、そして左に紅葉の山々が楽しめることを伝えています。今日は天気が悪いのだけが残念ですが。車窓の楽しみ度という点で湖西線はかなり得点高い路線と言えます。

そして山を越えて、福井県に入ります。ここでKAY2は鞄からヘッドホンを取り出します。以前からやってみたかったことをココで。

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サンダーバードとブラックサンダーの組み合わせ(笑)。
そしてヘッドホンからは「サンダーバード」のテーマ曲が。


Bluetooth接続されたiPhoneを操作し、ヘッドホンから流れてきた音楽は…。テレビシリーズ「サンダーバード」のマーチ。そうです。サンダーバード車内でサンダーバードを聞く。それを実現したかったのです。それでご満悦なのですから、まぁ、これまた「酔狂」…というより「アホ」ですねぇ。

車窓は城崎同様、先ほどからKAY2のふるさと島根県の出雲地方にとても良く似た風景が流れています。もしこの場に築地松があれば、絶対に出雲と間違えてしまいそう。鉛色の空も一緒ですし…。

その中をサンダーバードは終始、高速で運転しています。車内は快適。

そもそもこの列車、京都を出たら福井まで止まらないのです。はじめから大都市と観光地を結ぶ特急という位置づけになっています。止まらないことの快適さの一方で、ウチに止まってほしい!という地元の方もきっといらっしゃるでしょうねぇ…。

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車内~かなりな乗車率でした。
土曜日ということもあり、指定券はほぼ満席とのこと。


そして、金沢の手前、2つの「温泉」を駅名に冠した駅に止まります。一つは「芦原温泉」。「あしはら温泉」と思ったら、不正解。なんと「あわら温泉」が正解。初めて聞く名前です。文字と音声を聞くと、なるほどとは思うけれど、やや難読駅名ですねぇ。

車内で我々の前の列に座っている女性三人組。おばあちゃん、娘、孫のようです。この3世代での組み合わせを今回の旅ではよく見かけました。娘さんはもう20代に見えるので、おばあちゃんは7~80代なのでしょう。男同士で3世代の旅というのはあまり聞きませんが、女同士というのは気兼ねなくていいのかもしれませんね。

13:17、金沢に到着です。乗車時間は2時間31分と、昨日に比べると短い旅でした。

金沢、実に20年ぶりです。前回訪れた当時は北陸新幹線の開通に向けて工事を行っている最中。金沢駅はまさに「工事現場」がそのまま「駅」という趣でした。

その20年後の金沢駅に降り立つとまさに「隔世の感」です。まったく初めての場所に来たかのよう。そして、あまりの人の多さに驚きます。その多くが海外からの観光客。まさにインターナショナルな観光都市なのですね!

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20年前の面影が全く無い巨大な金沢駅構内。
我々はすっかり今浦島です…。






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連続フレンチ、あの店へ フルムーンパスの旅~16


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一見さんは絶対に入ってこない雰囲気の入口です。


旅の5日目、その夜です。

この日のディナーは大阪最後の夜を飾る食事。となれば奮発しましょう!KAY2母がKAY1に送ってくれた誕生日祝いの軍資金もまだ残っているし!(お母さん、ありがとう!…KAY1談)ということで、1ヶ月前から予約をしていました。「なにわの至宝」ことソムリエの樋口誠さんのお店「そむりえ亭」です。昨年以来1年ぶり。こちらの記事にそのときの記録が…。そう、ブリの料理を出しながら、「久しブリ~」というダジャレの帝王でもある樋口さん。フレンドリーで飾らない人柄ですが、実は最近まで日本ソムリエ協会の副会長という要職についていらっしゃったソムリエ会の重鎮。

このお店の特徴はとにかく、料理にあわせて、一品ずつ、それぞれに素敵なグラスワインを出してくれること。樋口さんのダジャレ連発で、わかりやすい説明を聞きながらの食事は「超楽しいワインスクール」のようなもの。

前回と変わらず、暖かい笑顔で迎え入れてくれる樋口さん。お客さんのこともよく記憶してらして、1年前の来店時、KAYSは隣にいたお客さんとお話ししたのですが、その方がそれからも「KAYSさん来てはります?」と尋ねてくださっているとか、あるいは、このお店を教えてくれた我々夫婦の友人であるYさんのダンナさんが昨夜来ていたとか…そんな話でいきなり盛り上がります。KAY1と同じ、熊本県出身の若いソムリエさんもニコニコと笑顔で話しかけてくださいます。故郷の熊本の話題になり、地震の話になりましたが、幸い彼の家には被害はなかったようです。

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くまモンバッジをつけてみました!


彼の胸にはくまモンのバッチが。これはソムリエ協会が出している熊本地震に義援金を送るための物です。尋ねてみると、今も販売していらっしゃるとのこと。そこで、KAY1と二人分、購入。さっそくジャケットにつけておきました。

さてこの日、アラカルトのチョイスは料理は

・本日の前菜~ハム
・冷たい前菜~鰤、菊菜
・暖かい前菜~フォアグラ、薩摩芋、栗
・魚介料理~本日の魚料理~ちびき
・肉料理~牛、牡蠣、法蓮草


としてみました。相変わらずメニューはユニークで、食べ物の素材名しか書いてありません。それをソムリエさんから詳しく調理法を聞くというスタイルです。すべて予め二人分シェアして出していただくことに。

では、飲み物を…。最初に前回は泡で…ということだったのですが、今回はボジョレーの解禁日の翌日。まだボジョレーヌーボーが残っているということでいただく事にします。

今年のボジョレーヌーボーはいかがですか?と樋口さんに尋ねると、今年は「一言で言えば、バランスが良い…になりますね」とのことで、実際に飲んでみても、かぐわしいベリーの香りと味わいがバランスよく、確かに飲みやすいですねぇ。しかも軽く冷やしてあるので、最初に出てきたアミューズのザクロの実が入った「エクレア」にもぴったりでした。「もう一つオクレヤァ…」と樋口さん、こうしてすぐに出てくるのは、まごう事なきダジャレシャワーや!

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ハムです!その場で削って出してくださいます。


そして前菜のハモン・セラーノが登場。若いソムリエのKさん、「堅いので2~30回は噛んで食べてくださいね。かめばかむほど味わいが出てきます…。」こちらはダジャレではない、真剣なアドバイスです。念のため…(-_-;)

しっかりと噛みますが、そんなに噛まなくとも、すぐに滋味溢れる味わいに。

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久しぶり~のブリと菊菜。


次の前菜は鰤(ブリ)と菊菜。恒例の「お久しブリ」に始まり「そんなこと、いちいち菊菜!」と、ダジャレのシャワーは全開です。

この前菜にはイタリアのピエモンテのワインが登場です。単一種によるものですが、ワインの名前はもともと甘いという意味のイタリア語だそうで、実際に甘いというわけではなく、酸味が弱いためだとのこと。ボジョレーヌーボーの後ではむしろ渋みを感じるでしょうとの説明です。

魚には白ワイン、とよく言われますが、鰤に関しては「血合い」があるということで、実は白ワインはそれに負けてしまい、臭みが出てしまいます。そのため、むしろ赤ワインの方が相性が良いというのは去年説明を受けていましたが、あらためて、赤ワインとの相性に頷きます。お皿への盛りつけ、これも本当にまるで生け花のようなアートです。

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美味しいゲヴェルツトラミネール。


さて、ワイン、今度はアルザスのゲヴェルツトラミネール。昨年はマルセル・ダイス(Marcel Deiss)の名品でしたが、今回はフレデリック・マロ(Frederic mallo)という人気の作り手。世界のマーケットを視野に、エチケット(ラベル)も英語表記です。


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そりゃもう、ゲヴァルツにはフォアグラですがな…。


そのワイン、これが…ウマイ!実に濃厚なライチの香りと上品な味わい。これ、本当にステキです。そして、フォアグラ登場!一度はフォアグラとゲヴェルツをあわせたいと以前から言っていたKAY1。大喜びです。当然、その相性は「最高やねん!」。フォアグラの底にしきつめてあるのは、栗のムース。ああ、これもまたワインと素晴らしき相性!

「美味しいゲヴェルツのあとはどのワインを出したらええのやろ…と悩みます…」というのが、樋口さんの昨年の名言。今年もきっとそうでしょう。でも、今回、次に出てきたサンセールにノックアウト。ものすごく強いかぐわしき青リンゴの香り!サンセールでここまで香りの豊かなものは今まで飲んだことがありませんでした。

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このワインにはノックアウト!


しかも、こんなにキリリっと冷やしてあるのに…、とつぶやくと、樋口さん、「このタイプのワインはね、逆なんです。冷やした方がむしろ香りが立つんです!」

知らなかった。本当に来る度に新しい事を学べます。

そして「ちびき」という魚のポワレが出てきます。そして、ポイントはアオサのソース。

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ちびき~ちび太とチビキはヒビキが似ていますが…。(笑)


「ソーヴィニヨンブランと海草の相性はとてもいいんですよ。」

本当に!

そうそう、そうでした、我がワインの師匠である、Sさんも「ソーヴィニヨンブランとかっぱ巻きが最高です」と常々言っていました。普通ならワインと合わないはずの胡瓜、それが、海苔のおかげで実に見事なマリアージュになるというのは、師匠の教えで体験していました。なるほどと深く、深く頷く二人です。

再び赤ワイン。このように白赤と縦横無尽に突っ走るのが「樋口流」。白の後は赤、そのあとはデザートワインという定番をひっくり返しても素晴らしく美味しい!

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牛肉の赤とほうれん草ソースの緑、
そして、サツマイモの黄色の組み合わせが見事。


今度はフランスからアメリカに飛びます。太平洋岸、ワシントン州で作られるメルロー。アメリカといえども緯度でいえばフランスと同じワシントン州。こちらのメルローはカリフォルニアワインがグラマーな女性に対して、エレガントな女性。深みもあるし、すばらしきワインです。それに会わせる料理が牛肉!薩摩芋との相性は抜群ですし、底にあるのはほうれん草のソース。こちらに、オイスターソースが入っているところがまた、赤ワインとの相性を高めるわけですね…。

とうわけでとんでもなく幸せな2時間でした。

酔い醒ましで、本町まで歩きます。この時点でKAY1意識がなくなっていたそうです。

大阪最後の夜ということで、KAY2は無理矢理KAY1をつれて、「だるま」で串カツとビール。そして閉店時間間際の「赤白(コウハク)」でグラスのシャンパーニュを…。

部屋に入ると同時にKAY1はベッドに倒れ込み寝息を…。

改めて関西の食を満喫した、「すごい」としか言いようのない夜でした。

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やっぱり本日も〆はだるまに…。






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初めての紀伊半島1周 フルムーンパスの旅~14

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オーシャンアローと呼ばれる車両の「くろしお」



5日目
新大阪(07:33)→紀伊勝浦(11:33) くろしお1号 グリーン車
紀伊勝浦(12:24)→名古屋(16:10) 南紀6号 グリーン車
名古屋(16:19)→新大阪(17:26) ひかり517号 グリーン車


この日の朝は早いのです。

07:33新大阪発の「くろしお1号」に乗るために、6時には起き出します。JR西日本の在来線特急に乗る際に、一番問題になるのが車内販売がないということ。したがって、自分で弁当や飲み物などを持ち込む必要があります。旅の楽しさが落ちてしまう、このJR西日本の方針には鉄道ファンからは今まで何度も激しくブーイングが出続けています。もちろん、実際には採算が取りにくいのはわかりますが…。

幸い、新大阪駅には改札内外に、それぞれ6時半からオープンしている弁当屋さんがありますし、セブン-イレブンなどのコンビニも。またカフェも7時には開いている店が数軒。実際に事前に購入する時間さえあれば、困ることはありません。

ただ、本日の旅は07:33に乗車して、16時の名古屋下車まで、ずっと車内販売のない区間を走ります。従って、朝食と昼食の両方を準備して乗り込まねばなりません。そこで、新幹線改札斜め前の「旅弁当」で「ひっぱりだこ飯」と「三宝飯」を。さらに「菊太屋米穀店」でおにぎりを1個。ついでに暖かいコーヒーも。そこで新幹線改札前のセブンイレブンに。コンビニ、万能ですねぇ。最近ではそこそこおいしいホットコーヒーを買うことができます。カップ二つを持つのが大変だなぁと思ったら、ちゃんと、こぼれないように袋に入れる紙製のスタンドもつけてくれました。ここで朝食用のサンドイッチも購入。

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津波の際の対応が書かれたパンフレットにドキッとします。


この日の朝は昨日までと違って冷え込んでいます。気温が9度。くろしお1号は始発駅だから、早めにホームに来てドアがあいているだろうと踏んだのですが、残念ながら、折り返しで清掃に。ホーム待合室で待つことになります。

オーシャンアローという愛称を持つ283系車両は空と海をイメージしたエメラルドグリーンが特徴の車両です。先頭のイルカに良く形が似たグリーン車は展望。我々の座席も比較的前の方である3列のAとBです。

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グリーン車、座席と運転台はガラスで仕切られています。


乗り込んでみると、さっそく全面展望のガラス窓の真ん中に50代くらいの太った中年紳士が貼り付いて立っています。手にはビデオカメラ。最前列のお客さんのようですが、どうやら、自分の座席に座っていると、運転士さんが撮影の邪魔になるのでしょうね。そこで立ち上がって、展望窓の真ん中に陣取るというわです。他のお客さんが景色を見る妨げになるというのは考えられないくらい興奮していらっしゃるのでしょう。この後、しばらく立ったり座ったり。気持ちはわかります…が、もう少し大人の対応をしたいところですね…と思っていたら、途中駅で乗り込んでこられたファミリー。息子さんが知的障害をお持ちの方のようです。嬉しそうに先頭部に走り、そして、その男性と同じようにガラス面に貼り付いて立って景色を眺めています。ややあって、追いかけてきたお母様が…「ほかの方の邪魔になるから座ってね」と優しく諭し、息子さん、座席に座ります。その横にいた中年紳士も、やっと気づいたのか、それ以降は立ち上がることはありませんでした。

さて、荷物を下ろしてみて気づいたのですが、この車両、コンセントがありません。そう、この先、乗り換える予定の特急「南紀」もそのようです。コンセントで充電できるさ!と昨日までの体験からついつい気がゆるみ、カメラはバッテリーを持ってくるのを忘れています。ああ、今日は節電モードとなりそうです。

定刻通り、新大阪駅を出発。環状線を走る特急。これは楽しいですね!通勤でそろそろ混雑しはじめた駅のホームを横目で見ながらのゆったり旅行はなんだか優越感でうれしいものです。

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山全体がミカン畑…。ミカンも梅も、そして海産物も。
和歌山県は豊かです。


この日は快晴。出発してまもなく、左手にまだ高度の低い太陽が。熱烈に元気な太陽がまぶしいのです。したがって、乗客のほとんどがカーテンをおろします。我々もそうしたいのですが、せっかくの眺めが…。この時間、しかも冬の時期、和歌山方向に向かって左の窓側に座った方はキビシイかもしれません。同様に逆方向だと、今度は反対側がこの季節、午後3~4時、午後の太陽からの日差しがもろに当たり、これもキビシイという話を聞いた事があります。こればかりは…。天気に左右されることですが、晴れ男のKAY2の場合は次に利用するときには時間をずらした方が無難なようです。

途中の駅ではホームに並んだ遠足の子供たちがみなこち等の方を指さして歓声をあげている様子が見えます。

車内、グリーン席は空いていますが、自由席は満席状態。指定席も9割近く埋まっているようです。

和歌山を過ぎて、車内の電光掲示場を見るとそろそろ海が見え隠れするとの表示が出てきます。その通り、青い海が左側の車窓に見え隠れしてきました。今日は雲一つない快晴。海の青さも引き立ちます。

さらに左の山肌には一面のミカンが!これだけの数のミカン畑はいままで伊豆でも見たことがありません。ミカン畑って、あの色合いを見ているだけで暖かい感じがするのですね。暖かい紀州のイメージ通りです。

ミカン、梅、そして海の幸と和歌山の食の豊かさを考えます。この地に古く人々が集まり、そして、地域を発展させていき、また、歴史の中で多くの人を輩出してきたのもわかる気がします。ひるがえって、今でこそ様々な取り組みがあるものの、元々、資源の乏しい島根県西部に育った人間としては「こりゃ、かなわんなぁ…」いう気持ちになります。

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このおにぎりは美味しかった!


途中、新大阪駅で買ったおにぎりを。これがおいしい!海苔の味わいといい、ご飯のおいしさといい、そして、たらこの大きさ。これはいいですね!リピ有り!

乗車して2時間半ちょっと。白浜の駅で運転士さんが3度目の交代をします。名前のイメージと違い、白浜、駅から海は見えないのですねぇ…。(笑)

車内から見るホームの雰囲気は一昔前の国鉄時代を彷彿とさせます。かつての長距離列車のなごりでしょうか、ホームがやや長いのも印象的です。

これもまた昭和の雰囲気満載な串本駅を過ぎるとやがて、車窓に近畿大学の文字が。あの有名な近大マグロはここで養殖しているのでしょうか?

その後も海が見え隠れしながら、海岸を走ります。やがて、新大阪を発車してピッタリ4時間後の11:33、紀伊勝浦に到着します。我々は終点まで乗らずにこちらで、一端下車します。

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気温、朝は新大阪駅の8度から今や19度の世界へ!


ところで、カメラのバッテリー、なんとこの時点で電圧が低く、アウトとなってしまいます。前述のようにこの日はコンセントがあるだろうと油断して予備バッテリーをホテルにおいたままにしています。おまけに途中で動画も撮ったせいでいつもよりもバッテリーの消費が激しかったのでしょう。そこで、コンビニで乾電池の緊急充電器を購入することに。コンビニ、紀伊勝浦の駅周辺には2軒ありますが、いずれも、徒歩で数分かかります。

駅での次の特急への接続時間は50分ほどとってあり、その間に港をみたりという計画をたてていましたが、とりあえず、駅の観光協会の人にコンビニの場所を確認して急ぎます。

途中、一端駅の反対方向に出て商店街を歩いてみましたが、昨今の地方商店街の例にたがわず、シャッターが降りた店などがあり、静かで寂しげな雰囲気でした。ただ、駅に降りる観光客の数は平日の昼にも関わらず多く、ここでも外国人観光客の多さが目を引きました。我々日本人でも、紀伊勝浦に旅行しようとはなかなか思いませんから、いまどきの外国人観光客のみなさん、相当「ニホン通」ですねぇ…。

歩いて5分ほどのところにローソンがありました。幸い必要としている単三電池でのモバイルバッテリー充電器、2種類置いてあり、電流の大きい方を選んでおきます。さらに、駅にはKIOSKが今年8月31日で閉店したとのハリガミがあったので、ビールなどの飲み物やつまみ類もここで買っておきます。再び駅に戻り、バッテリーの充電を試みたら、見事OK。よかったよかった。

当駅始発の「南紀6号」、発車までまだ20分ほどありますが、すでに清掃が終わり乗車可能とのアナウンスが聞こえてきます。そこで、乗り込むことにしました。

つづく。

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「くろしお」での旅はもちろん海が間近に!






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素敵な志のキャランキャトル フルムーンパスの旅~13

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こちらがお店の外見です。



大阪滞在も3回目の夜となりました。

この日の夜はどうしよう?

実はKAY2には以前から大阪に来たら行きたいというお店があったのです。大阪在住のある方から、ご近所にあるフレンチがスゴイと聞かされていました。そこそこの値段ながら、ものすごく料理がおいしいと。つまり、コストパフォーマンスがすばらしい…、大阪では最高のホメ言葉でしょう。

そこで、ダメもとで電話をかけてみたら…、OKでした。その際、電話を受けてくれた女性の方、とても丁寧な言葉で「10人ほどの団体さんがいらっしゃるので、もしかしたら、声などが多少うるさくお感じになるかもしれませんが…」と、きれいな標準語での応対です。いえいえ心配ご無用。地元の人たちの会話を聞くのも大好きです。

ということで夜7時45分に予約です。そして、夜はコース料理のみで、三種類ある中から、4,800円のコースを選んでおきます。。

場所は北浜。そう、「大阪のウォール街」の一角に。大阪証券取引所からも歩いてすぐです。

笑顔のマダムに迎えられて入ったお店の内装にまず感心します。料理の値段からすると、ビストロというイメージですが、たいがいのビストロが狭いスペースに小さなテーブルで…というのに対して、こちらのお店、天井も高く、そして、テーブルもまばらに設置されています。これはもっと高級なレストラン価格でもおかしくないスペース。

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テーブルに飾られたお花も素敵です。


そして、テーブルの上に飾られたお花や、ちょっとした内装に、落ち着いた、大人の時間を過ごせるようにとの心遣いを感じます。うん。この内装を見ただけでお店の方向性や考え方が伝わってきます。これは良い店だ!

すぐにそれが確信に変わります。

とにかくマダムの心遣いがすばらしいのです。我々が東京で一番大好きな初台の「シラノ・ド・ベルジュラック」の奥様に匹敵します。

メニューを見て、メインとデザートのチョイスを。KAY1はメインに羊、そしてKAY2は和牛を頼みます。

そしてワインについても相談します。メニューのワインリスト、決して種類は多くはありませんが安価なものから高級なものまで、それぞれの価格帯で良いワインが揃っているようです。

今日のディナー、最初から最後までボトル1本で…と考えると、やはり泡かな…と思っていると、マダムも「泡か白ですね」。そして、オススメのシャンパンをいただくことになりました。「ギィ・ド・サン・フラヴィー(Guy de Saint-Flavy)」どんな料理にもあうタイプのものを探し出してきたということで、実際にいただいて見ると、クセのない、どちらかといえばライトなタイプのシャンパーニュでした。泡も細かく、「ツルツル」と飲めてしまいます。実際、メインの前に飲みきってしまい、その後は赤ワインをグラスで頼んじゃったほどでした(カステッリ・デル・ドゥーカ ロッソ)。ちなみに白や赤をチョイスした場合、このみのブドウの種類などを言えば、それで、チョイスしてもらえるようです。

さて、4,800円のコースの内容は…二人の内容を紹介しますね。

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・アミューズ・ブーシュ 赤貝のシークァーサーソースかけと、プチシューにピーツ
シークァーサーの酸味、そしてシューのクリームの酸味はシャンパーニュにぴったりでした。

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・アントレ ボタン海老、生きくらげとつるむらさきの冷製
 海老のカクテル風。グラスの底はカリフラワーのムース。上につるむらさきと、プチトマト。これまた美味、海老の甘さがすばらしく、素材の新鮮さを物語っています。

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・オアントレ アナゴと赤茄子の冷製 ベルガモットのヴィネグレット
 アナゴがあっさりした味付け、そして下に敷いてある茄子のスモーキーな香りがよいコンビネーションとなっています。それに加えて、アールグレーの香りがソースからは漂ってきます。これもシャンパーニュにぴったり。

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・ポワソン 鮮魚のポワレ銀杏とオニオンのコンデュマン 
いさきのポワレ。そしてオニオンを煮詰めた甘いソースがかかっていて、お酒が進みます。それに加えて銀杏は季節感をとてもよく出しているだけでなく、サイドに添えられたハスイモとともに、その甘いソースの後口をさっぱりとさせてくれます。

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・ヴィヤンド 子羊背肉(オーストラリア)のロースと ラヴィッジのソース
 羊は臭みが全くなく、肉もとてもやわらかく、今まで食べたどんな子羊よりもおいしいとKAY1。香草の入ったラヴィッジのソースと、グレービーのような煮詰めたソースの2種類がかかっており、2種類の味わいがそれぞれ楽しめるのもまた贅沢ですね。

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・ヴィヤンド 黒毛和牛フィレ肉のステーキ 赤ワインソース
 鹿児島産の黒毛和牛はフォークをあてると、そのまま崩れるような柔らかさ。もちろん濃いめの味のソースもぴったり!

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・デセール  洋なしコンポート、赤ワインソース
 洋なしも秋というシーズンを意識したとのこと。

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・デセール 徳島産栗のクレームブリュレ
 秋を意識したもう一つは栗。栗をペーストにし、それをブリュレしたもの。香りはなんとも「和」のたたずまいなのに対して、味わいはしっかりと「洋」。この和洋の組み合わせが楽しいですね。

 どちらもコーヒーとともにいただきました。

・プティ・フール
 最後にカヌレのようなお菓子と、はぶたえもちのようなお菓子でフィニッシュです。

お店の持つすばらしい力に脱帽です。シェフの力量も素晴らしいし、奥様の対応、最後までお見事でした。

良い食事は食事そのものとサービスのマリアージュ、ご夫婦、本当に、文字通り良いマリアージュ(ワインの相性を意味しますが、フランス語で「結婚」の意味です)だなぁと感心です。本当に良い仕事をされています。今度大阪に来るときにもぜひおじゃましたいと思いました。

ああ、この日もまた素敵な夜でした!


キャランキャトル(44)
  ランク:AA
  電話:06-6228-4444
  住所:大阪府大阪市中央区北浜1-5-10
  時間:11:30~15:00
     17:30~23:00
  定休:日曜日
  値段:5、000円位~(ディナー)
  場所:京阪本線北浜駅より徒歩1分
  地図はこちら
  メニュー例:
  クレジットカード:可
  HP:
  その他:完全禁煙






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大阪から北へ…城崎に フルムーンパスの旅~12

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城崎駅の小さな駅舎にかかる独特の書体の看板。


4日目
新大阪(09:04)→城崎温泉(11:52) こうのとり3号 グリーン車
城崎温泉(14:35)→新大阪(17:26) こうのとり18号 グリーン車



今回の旅、フルムーンパスで新大阪を拠点に東西南北。「東」は海を越えて北海道に。「西」はこれまた海を越えて、さらに南下し鹿児島に。今日、4日目の旅は「北」です。まっすぐ日本海を目指し、城崎温泉です。

この日のスタートはゆっくり。9時4分発の「こうのとり3号」ですから、8時半に階下におりて弁当を買い乗り込むことにします。

8時にKAY1が「起きてぇ!」と声をかけますが、「あと5分」とKAY2。少々飲み過ぎたせいか眠いのです。5分後、「あと5分!」と、出発20分前にようやく起き出してくるKAY2です。それでもその時間に身繕いが終わってしまうのが男の身軽さですねぇ。

さて、ホテルの階下に降ります。いつもは目の前の新幹線の改札を通るのですが、今日は今回の旅で初めての在来線。通勤ラッシュの時間帯、ものすごい人の波をかきわけて、在来線の改札にたどり着き、ようやく中に入れました。

お弁当のお店は朝6時台から営業しているお店もありますし、この時間であれば、結構様々なお店を利用出来ます。昨夜、下見をしておいたおかげで、KAY1はタイ料理のお弁当屋さん「チャンロイ」でガッパオ弁当を買い求め、KAY2は和総菜のお店「和saiの国」で厚切りのカツサンドを。

飲み物はコンビニで…とセブンイレブンを覗くと長ぁい行列が。これはちょっと…とホームの自販機で買い求めることに。

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これが特急「こうのとり」です。


さて、始発駅ということで、9時4分発の「こうのとり3号」は10分前にはすでに扉をあけて待っています。グリーン車に入ってみますが、人っ子一人…いませんねぇ。ガラガラ。二人の完全貸し切り状態です。

3列の席で、シートも大きく立派。我々の乗る3号は287系というタイプだそうで、2011年に登場した比較的新しい車両です。車両の前方に「クモロハ286」という表示があります。「ロ」というのはグリーン車を意味します。普段グリーン車に乗ることがない我々にとってこの記号がとても新鮮に映ります。

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グリーンは三列。シートは大きめでゆったり。


発車し、淀川を渡り、ほどなく大阪駅に。ホームに行列ができています。え?この人たち、みんなこの列車を待っていた?

その通りでした。我々の貸し切り状態は新大阪から大阪まで。ここで、車内は結構な乗車率となります。6~7割くらいでしょうか?

今回の旅では、前半、福知山線を走ります。実は福知山線は本当に久しぶり。若い頃夜行の急行「だいせん」で大阪に行ったとき以来でしょうか。

それにしても、昨日までの新幹線三昧とはひと味もふた味もちがいます。

まず、客層の違い。新幹線は圧倒的にビジネスマンが多く、車内に軽い緊張感がみなぎっていました。が、「こうのとり」の車内は観光客が目立ちます。のんびりとしたムードが漂います。

列車もスピードは新幹線とくらべるとゆっくり。車窓の流れもゆったりとしており、KAY1が窓の外を指さして、あ、あれ!と叫び、KAY2が見て間に合います。写真を撮ることも!

なんというか、地に足が着いているというか、そんな旅の実感なのです。

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懐かしい山陰の風景~鉛色の空に。


阪急宝塚駅の立派なたたずまいを左の車窓に見ると、やがて、三田。電車の風景はやがて、紅葉の山並み。そして、谷川と、伯備線での山越えと同じ様な風景が見えてきます。植生も同じ感じなので、「あなたの故郷みたいね!」とKAY1。だって、近いもん!さらに途中の山越えで快晴の空が突然鉛色に。再び「あなたの故郷みたいね!」とKAY1。そりゃ、近いもの!そして、寂しげな山間の寒村を見ると、「あなたの故郷みたいね!」。だからぁ、近いしぃ、田舎なのっ!!!

「それにしてもおもしろいわね。高速でKAY2の実家に帰省するときも思うけど、本当に山を越えると、突然、空の色が鉛色になって、天気が悪くなるのよね。」

山陰というくらいなのだから、我々は日陰の民族。山陽とは180度違うのですよ。子供の頃、親戚が住む山陽側の街を訪れて、その太陽のまぶしさに、頭がクラクラしたもんねぇ。この人たち、絶対トクしている!我々山陰はソンしている!と思わずすねてしまったもの。あれからウン十年、すっかりと日向生活になれてしまっているけど、メンタリティはやっぱりいまだに日陰かもねぇ…。熊本生まれながら、福山育ちという、まさに日向の山陽で子供の頃を過ごしたKAY1の明るさと脳天気さを見て、シミジミ思うKAY2です。

福知山駅はかつて通っていたときは深夜に夜行で通過していたので、昼の様子を見たことがありません。意外と大きな街なのだなあ…とびっくり。この列車の同じホームの反対側には乗り換えに便利なように天橋立方面の特急が止まっています。

さて、お昼ごはん!

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これは満足!厚切りカツのサンド。


特急の車内でタイ料理のガッパオご飯が食べられるというのも時代の変化を感じさせるものですが、厚切りトンカツのサンド、この厚切りも、KAYSが子供の頃にはなかったような気がします。豪勢な厚切り、それにタルタルソースのような卵のソースがからまり、おいしさに感激します。車窓からの紅葉の眺めという素敵なおかずもあり、実に贅沢な食事となりました。

城崎が近づくにつれて暗い雲が見え始めます。「うわぁ、やっぱりKAY2のふるさとと一緒だぁ!」

さらに、路面を見ると雨が…。

ぬかった!

「弁当忘れても傘忘れるな」の生活信条を東京でも守り抜いているKAY2、この日に限って「降水確率20%」という気象庁を信じてしまい、持ってこなかったのです。

11時52分に到着。小じんまりした城崎温泉駅を降りると、雨、降っています。無情。晴れ男のKAY2の力も雨女KAY1の威力に負けました。

こうなると、動き回るのはふさわしくありません。さっさと温泉に入ってしまいましょう。城崎温泉には7つの温泉があり、1200円のパスを買えば、自由に出入りすることができます。

駅前の通りを歩いてみると、意外とおしゃれな若い人向けの店も多い事に気づきます。城崎というと、かなり古い町のイメージでしたが、旧来の温泉街からの脱却を試みているのかもしれません。

そして、偶然ですが、カニが解禁になって2週間。いまだにお客さんが多いのはちょうどそれもあるようです。あとでお風呂でお話をしてくださった方によると、カニ解禁の週はとんでもない込み具合になるそうです。で、彼女はその混雑が収まり始めた二週間後、つまり今くらいに毎年来るそうで、それがちょうどいいと話してくれていました。

さて、お風呂です。前述のように、城崎温泉は温泉宿のほかに7つの外湯と呼ばれる公衆浴場があります。そして、それを1日で全部回れるように「パス」を1200円で発行しています。KAYSの城崎温泉滞在は2時間半。入れたとしても2軒。無理する必要はないので、1軒だけでいいいや…と考えました。

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地蔵湯さんの建物は個性的です。


駅からもほど近い「地蔵湯」におじゃましてみました。

三階建ての立派な建物です。入り口で入湯券を求めます。1200円のパスにするかどうかを尋ねられますが、1回券と答え、1人600円を。万が一、もう1軒行くことになっても600円なら2軒でちょうど同じとふんだのですが…あとで気づきますが、7つの外湯、すべてが同額ではなかったのです。結果的にトクする機会を失ったのですが、その話は後ほど…。

故郷に温泉の多いKAY2にとっては、ひどく懐かしさを覚える公衆浴場の雰囲気です。建物は古いですが、清潔に保たれています。

休憩所で出てくる時間を決め、それぞれに脱衣所に向かいます。

男性の方は時間の平日の昼過ぎということで、なんと貸し切り状態。最初に男性が一人だけいましたが、早々に出ていってしまわれます。広い湯船に一人。むむむ。贅沢ですねぇ。

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待合室も綺麗に清掃が行き届いています。



そして、身体を洗って、湯船に身体をつけたとたん驚きます。

「熱い!」

普段、箱根や伊豆の温泉を利用していると、この温度はひどく熱く感じます。あわてて湯船を飛び出し、今度はゆっくり、ゆっくりと、身体を慣らすようにして沈めていきます。

温度は7つの外湯共通で、42度ということですが、もう少し高いのではないでしょうか?それとも外の寒さがそう感じさせるのか。皮膚を刺すような痛みを感じる熱さです。それでも、ゆっくりと慣らしていったおかげで、次第に長い時間温泉につかることができるようになりました。

大きな湯船に一人。

ああ、気持ちいい…。

この温泉は湯船が二つ。露天もなくシンプルな作りです。さすがに30分も入っていると、飽きてきました。ふむ。この分だともう1軒いけるなぁ…。

そのころ、KAY1は女湯で、近所の方とお話をしていました。KAY1、温泉にしてもプールにしても、水のあるところで、昔から、いろんな人に声をかけられる不思議な習性をもっています。この日もそうで、そばにいた女性がいろいろと親切に話しかけてくれるのです。

それによると平日午前中から昼までは地元の方がこの地蔵湯を使っているそうです。午後は観光客の方がほとんどなので、地元の人はこないとのこと。

ちなみに地元の人で一番人気があるのは「一の湯」だそうです。それにくらべると「地蔵湯」も良いのだけれど、ぬるいから…との説明にKAY1もびっくり!これでぬるいって、「一の湯」、どれだけ熱いのでしょう!?

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手前の建物から続くさとの湯さんの建物は巨大です。


さて、お湯からあがって、すぐに今度はもう1軒、時間の関係と雨のこともあるので、駅の横にある「さとの湯」さんに移動。

さて、600円…と用意していて、あれ?ここ800円。しまった!あのときパス買っておけばよかった!と後の祭りでした。

「さとの湯」、「地蔵湯」とは対照的です。足湯もあれば、露天もあり、サウナは数種類ある…まぁ、至れり尽くせりのお風呂。これなら、長時間楽しめます。さすがに、こちらはお客さんに地元の方は少ないようでした。駅もそばにあるので、もし城崎温泉で7つの外湯めぐりをするのであれば、ここを最後に持ってくれば電車の時間調整にちょうどいいでしょう。

ここでも女湯で話しかけられるKAY1、尼崎からやってきているという女性から、「アタシはこの露天が気持ちええから、いつも来る度に「さとの湯」を利用するねん…」とのこと。また、前述のカニ情報もこの女性が教えてくれたものでした。

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城崎といえばこの風景…ですね。


さて、駅を降りたときから感じたのですが、このエリアも本当に海外からのお客さんが多いのですね。観光案内所にも白人の方が英語で案内をしていらっしゃいました。お風呂で感じましたが、今時はほとんどの方がまず身体を洗ってから、湯船に。すっかりと日本のルールが浸透してきているのですね。関係者のみなさんのいままでの啓蒙の努力に感謝です。

湯上がりに休憩所で今夜の食事の相談をしたら、駅に向かいます。

駅の売店でビールとつまみでも…と見るのですが、小さな売店、残念ながらさほど品ぞろえがありません。KAY1が「通りにスーパーがあったよね!」と思い出します。そうだそうだ、あそこなら総菜も買えるぞ!ということでスーパー「ミニフレッシュ城崎店」に。覗いてみると、小さなスーパーながらお菓子などそこそこの品ぞろえがあります。お酒もありますし、もう少しお腹が空いていれば、陳列されているフライドチキンに手が伸びていたことでしょう。

帰りの「こうのとり18号」はすでにそこそこ乗客で埋まっています。来たときと同じタイプの車両で、号車、席番号ともに偶然往路と一緒です。

14時35分、城崎温泉発車。温泉帰りのお客さんでにぎやかな帰りとなります。

車窓には「山陰コンクリート」という看板が見えます。兵庫県の会社です。そうなんです。現在では山陰といえば、島根と鳥取両県を指すことが多いですが、広義の山陰は兵庫県と京都府の北部も含むのです。故郷との近さをあらためて感じます。

温泉に2つもつかり、身体が水分を渇望しています。買ってきたビールを飲んだらあっという間に睡眠という極楽に…。現実社会に舞い戻ったのは篠山口でした。そして、いままでの雨模様がウソのよう三田では夕暮れが…。

出発時は朝日の中の淀川でしたが、今はくれたあとの淀川を渡り、17時:26分、新大阪駅に。旅の出発地に戻ってきました。

ところで、今回の旅で実感していますが、座席に電源コンセントがあるのはありがたいですねぇ!本当に手持ちのカメラや、iPhone、iPad miniなどなど、あっという間に電池残量が減っていきます。それを心配することなく過ごせるのですから。

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座席の腕置きの前にあるコンセント。






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大阪の夜再び フルムーンパスの旅~11

あけましておめでとうございます!

2017年、皆さんにとって、素敵な旅になりますように。

今年も「へんてこ」な二人、KAYSをよろしくお願いします。

では、これまた「へんてこ」なフルムーンパスの旅、続けます…。


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ん?ヴェルサイユ宮殿って、お菓子屋さん?
いや、よぉく店名を見てみると…。


鹿児島までの往復を済ませた我々。「食の大阪」、二日目の夜はどこで食べましょう?

外に出る前、とりあえず駅の中を散策してみます。徐々にお店が増えている新大阪。駅ナカも充実しています。在来線の駅ナカには弁当コーナー、飲食店も次々に出来ています。

そんなコーナーを覗いていたら…。あれ?お菓子屋さん?可愛らしいコミック調の女性が壁に描かれたコーナーが。「ヴェルサイユ宮殿」ってまたベタなネーミングやなぁ…と陳列棚を覗くと様子が変です。

へ?おでん?ちくわ?

なになに?

あらためて壁の店名、見ると下に「by カネテツ」とあります。我々の世代では「中島らも」さんのイラストの広告でお馴染みの練り製品の会社です。で、よぉく目を皿にしてお店の名前を見ると、「ルサイユ宮殿」。ありゃりゃ、やられた~~~~。

おっちゃんの負けや…。

くぅ~、これだから大阪、恐るべし。

全身脱力感につつまれつつ、さらに歩き続けます。

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こんなお店にも惹かれますねぇ。


さて、夕食、何にしましょう。

昨夜は「だるま」で串カツを食べ、「赤白(コウハク)」でおでんを食べ、へべれけになりながら、新大阪駅周辺を散歩。西中島南方のあたりでお客さんであふれかえる台湾料理のお店を見つけていました。これほどお客さんが入っているのなら、相当おいしいのだろうな…と、どうしても気になったKAY1です。

一応、「今日もまただるまと赤白でもええよ」と関西チックなイントネーションで話すKAY2ですが、お店はどちらも行列。そこで、台湾料理のお店に電話をしてみます。今日はお客さんは少ないそうで、席はあるようです。「行こう!」とKAY1。従うKAY2です。

それにしても、西中島南方、歩いていると、客引きの女性達の多い事多い事。ここは歌舞伎町?と、びっくりしてしまいます。KAY2が一人で歩いていたら大変なことになっていたことでしょう。新大阪からこの辺りにかけてはIT関係の会社が多いという風に聞いていたので、てっきりビジネス街かと思ったのですが、ちょっと歩く場所がズレたのか、それとも夜になると様変わりするのか…。

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定番の酢豚…


さて、目指すお店は…、「一路發(イロハ)」。今日は空いていました。昨日の様子がウソのよう。我々のほかにはお客さんは2グループ。いずれも、日本人ですが、お店を仕切る男性との会話に中国語が。それもえらく流ちょう。しばらく聞き耳をたててわかりましたが、お一人は台湾への旅行を企画される旅行会社の方。もう一つのグループは台湾との商売をなさる商社の方のようです。なるほど、仕事で台湾によく行っている台湾通の方が通う店なのですね。これは本格派です!

実際、メニューでのオススメは我々がよく目にする中華料理よりも、屋台料理の方がこのお店の特徴が出ていると、店員さんが話して下さいます。

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この「台湾そうめん」が最高!
屋台料理が人気のお店なんです。


そうアドバイスを受けても長年の食習慣は変わらないもの。我々の定番の「ピータン」、「酢豚」、「鶏肉とカシューナッツ炒め」などを頼み、うん、そこそこ外さない味だね…なんと言っていたのですが、最後にオネーサンの強いオススメにしたがって、KAY1が頼んだ「台湾そうめん」は中にホルモンと牡蠣が入った独特のもの。この組合わせが屋台ならでは!そしてお味は「秀逸」。

ああ、そう言うことだったんですね!このお店では最初から屋台メニューを頼むべきでした。

ふと周りを見渡してみると、皆さん、そう。

次回はきっと!と燃えるKAYSです。

笑顔を絶やさないお店を仕切るオジサマは表の看板に肖像画(イラストと言うよりは本格的な絵なので…)が描かれている店主、陳さんの息子さん。なるほど、目元が似ていますねぇ。「男前のDNAを受け継ぎまして…」と、ご本人。冗談なのか本気なのか…。(笑)

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これ、お店の看板。右側にお父様のイラストが…。


「♪腹も膨れたしぃ…。」と、ナニワの昭和歌謡女王、大西ユカリセンセの歌の一節を口ずさみながら新大阪駅に向かって歩きます。この日はよほどおなかがイッパイだったのか、いつものコースである、つまみとワインの買い物も、めずらしく「さきいか」などを買ってしまいます。昨日のマックとエライ違いや…。

その後、深夜0時頃、爆睡です。






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目的はむじゃきにかつ寿 フルムーンパスの旅~10

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これが鹿児島中央駅


3日目
新大阪(08:04)→鹿児島中央(12:13) さくら547号 グリーン車
鹿児島中央(14:34)→新大阪(18:42) さくら560号 グリーン車


フルムーンパスの旅、昨日は新函館北斗から新大阪に移動。そして、本日3日目は新大阪から鹿児島中央に移動し、ようやく到着しました。

改札を出ます。実は帰りの新幹線までわずか2時間ほどの滞在時間です。

事前リサーチで、鹿児島では昼食とデザートを食べて大阪に戻るというこれまた「酔狂」な内容。真剣に旅行される方からは怒られそうな内容です。昼食は鹿児島ラーメンか鹿児島の黒豚を使ったトンカツのどちらにするか迷いますが、当日、朝食抜きだったことから、おなかが空いており、トンカツに…ということで、これまた駅直結のビル、「アミュプラザ」の地下にある「かつ寿」さんにおじゃまします。12時過ぎでしたが、幸い並ぶことなく入れました。通路には沢山の椅子が並べられていたので、おそらく休日は相当人が並ぶのでしょう。もっとも我々が入った直後に行列ができていたので、我々がたまたまラッキーだったのかもしれません。

店内は大きなコの字型のカウンターが目をひきます。その一番端に座ります。可愛らしい女性の店員さんがお茶を注いでくれます。

それぞれに黒豚のロースとヒレを頼みます。いつもは味噌汁とご飯のおかわりが自由だそうですが、本日はキャベツもおかわり自由。まず最初に出されたキャベツにダイダイの和風ドレッシングをかけていただきます。

お味噌汁は白味噌。KAY1は「久しぶりに白味噌のお味噌汁をいただいたわぁ!」とうれしそう。

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豚の脂の甘さ!そして柔らかさ。
さすが鹿児島の黒豚。


ややあって登場したトンカツ。見た目はやや濃い色に揚がっています。そして、切られた断面を見ると、ヒレの方は中心部がピンク色。ミディアムレアのような揚がり具合です。お肉に自信があるのでしょう。

口にいれてみると…ほぉ!これはやわらかい!そして肉のうまみが口の中に広がります。

ロースの方は脂身が口の中で甘く溶け出します。これもおいしい!

トンカツのソースは「あまくち」と「からくち」の二種類がありますが、KAY2は「あまくち」の方が好みでした。

そしてお店のカウンターには大根を薄く切った千枚漬けのようなものが取り放題で置かれていますが、これ、トンカツの油を見事に中和してくれ、抜群の相性なのです。KAYSはカツのおいしさもさることながら、これにハマりました。

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お店の外観です。


さて、それとなくお店の中を見渡してみるのですが、お客さんは観光客もいますが、圧倒的に地元の方が多いようです。そして、みなさんおしなべて顔立ちが濃い!さすが九州だと感心します。

3,000円ちょっとのお会計をカードですませます。今日は偉いぞ!昼間からお酒を飲まなかった!!そんなん自慢しても誰もほめてくれませんよねぇ…。

さぁ、今度はデザートだいっ!

「かつ寿」さんの数十メートル先に、我々が食べたかったデザートが。それは「白くま」!

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むじゃきという不思議な名前。


我が家では定番のアイスクリーム。よくコンビニで買って食べるのは以前、このブログでも紹介しました(こちら)。でも、本来はかき氷。そして、中でも有名なお店は鹿児島市内にある「むじゃき」というお店のもの。諸説あるようですが、こちらも元祖を名乗っているようです。これはぜひ本場を食べてみたいじゃないですか!そのお店の系列店がそこにあるのです。ちなみに「むじゃき」さんでの表記は「白くま」ではなく「白熊」。

というわけで、食後、一端休憩をはさんでお店に。

お店にはいると、昼下がり、お客さんはまばらです。地元の女性一人客とおぼしき方は焼きそばを召し上がっていらっしゃいます。そう、「むじゃき」って、実はお好み焼きや焼きそばなどを提供するお店なんですね。

そして、出張中のビジネスマン風の男性は白熊を!

スモールサイズにしてはやや大ぶりなかき氷ではありますが、一人でいけないことはない!ということで、スモールサイズを注文。KAY1は王道の「白熊」。KAY2は「ストロベリー白熊」です。

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これが鹿児島名物、白熊。


しばらくして出てきた白熊。なぁるほど。上から見れば確かに。目と口があって…。そして、一口味わうと…。

おおおおお!この、かき氷のやわらかいふわふわ感!こりゃ、未体験ゾーンに全身をどぷりと浸した感じです。これ、いいなぁ!そして、人気の秘密である練乳ミルクの味わいもまた魅力。

これを体験したいがためにわざわざ新幹線で鹿児島に来たようなもの。KAYSは二人とも念願かなって幸せをかみしめます。思わず無言で中年の二人がかき氷をすすっているの図…。さまになりませんねぇ…。でもいのです。二人が幸せならば。

その後、駅の外に出て、しばらく市内を散策し、再び駅に戻ってきます。2時間ちょっとの滞在。胃袋は大満足。こんな旅でいいのでしょうか?鹿児島県民のみなさん、すみません。真剣に観光名所を紹介せずに…。

さて、買うつもりはなくともおみやげやさんは散策しないと…。はらごなしもあるし…といいながら、試食コーナーでしっかりとまたおなかを満たし始めるKAY1です。(笑)考えてみると、黒豚も有名ですが、さつまあげも…。焼酎のつまみに事欠かない鹿児島です。

それにしても、駅構内のおみやげどころ。かなりの数のお店がはいっており、働いている店員さんの数も多いですが、実はみなさん、美女ぞろいなのです。こんなに大勢の美しい人が働いている場所って、KAY2は今までの長い人生で見たことがありません。もう、KAY2はキョロキョロ、キョロキョロ&キョロキョロ。買うつもりないのに店員さんに話しかけたり…鹿児島は美人の産地なのでしょうか?

「熊本もよっ!」とお隣、熊本県出身のKAY1が睨んでいます。おお、コワイ。

さて、先ほど到着時に見た弁当角ウチのコーナーに後ろ髪をひかれつつ、ホームへ急ぐKAYSでした。14:34の発車10分前にはふたたび、グリーン車の人となり、午睡、読書、そしてガラポンTVで録画した「逃げるは恥だが、役に立つ」を楽しみながら、新大阪へと向かいます。途中徳山で、工場越しに瀬戸内海に沈む夕日がきれいでした!そして18:42、新大阪到着。

さて、フルムーンパスの旅、まだまだ続きます。乞うご期待。

そして、2016年は明日1日で終わります。どうぞみなさん、よい新年をお迎えください!


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やっぱり気になるホーム階段を下りた先の「PATIO鹿児島」






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KAYSとは二人のKAYのこと。
KAY1:くいしんぼなお姉さん
KAY2:自称「炎の料理人」
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